アラフォー童貞のODです。
いわゆる「悪い癖」というのは誰にでもあります。
まず、分かりやすいのは、タバコを吸う、栄養バランスが悪い食生活を送る、ネットやスマホゲームばかりに時間を費やす、自慰などの一時的な快楽・・・などという習慣的な悪い癖です。
また、ちょっとしたことですぐに怒るとか、気に入らないことがあると不貞腐れるとか、イライラすると親指の爪を噛む・・・などの振る舞いとしての悪い癖も、誰もが理解できます。
このような悪い癖は、喫煙などを除けば、程度が違うだけで誰でもあることです。特に現代人は、コンビニ弁当を利用することは当たり前ですし、ネットやスマホを活用しない人はほとんどおりません。商業的に性的なものがはびこってる世の中で、特に男性に性欲を抑えろというのも酷な話です。
このような習慣的な悪い癖から、怒りっぽくなったりイライラしやすくなったりして、自傷行為としての爪を噛むとか、他人に八つ当たりするなどの振る舞いになるのもまた、間接的な要因なのでしょう。
とはいえ、自分の日常を変えたいと思う、自分自身をちょっとでも良くしたいと思ったとき、このような悪い習慣を直したいと思うものです。そうして、色々なことを試される人は世界中でたくさんいるでしょうが・・・実際にはうまくいかない。
帰りが遅くなってカップラーメンをすすり、ダラダラとネットを眺め、ソシャゲで良いカードが出ないと課金をする。友人からのLINEに何となくムッとして反論してしまう。・・・そうして翌朝になって、そんな自分に嫌気が指してしまうのに、また同じことを繰り返してしまう。
なぜうまくいかないのでしょう? なぜいつも同じ後悔しまうのでしょう?
これらには色々な要因が考えられますが、仕事で指導をする立場にいることから見えてきている、「自分を変えたいと思っているけれど、なかなかうまくいかない人」の傾向を、本記事で紹介したいと思います。
さて、さっそく結論ですが、このような人の問題は何かと申しますと、以下2つのの間違った執着と勘違いに要因があるのです。
1.画期的な方法や道具にこだわっている。
2.世界観が変わるような出来事があれば、
自分は変われると勘違いしている。
まず、自分を変えたいけれどうまくいかない人は、「〇〇をすればうまくいく」「✕✕さえ揃っていれば成功できる」と信じているので、いつまでも方法や道具・ツールばかりに目を向けます。
痩せたいと思っている人がダイエット方法ばかり検索して運動しないようなものです。自己啓発本ばかり読んで考え方に感銘を受けるだけで、アクションに落とし込まないようなものです。
仕事でもこのようなタイプはおります。例えば、ただの保管書類なのに文房具をふんだんに用いてファイリングをしたり、その文房具も一向に消費する気配がないまま、ちょっと新しいタイプが出たらすぐに飛びつき、何だか仕事をした気になっているのです。
2つ目の要因ですが、フィクションの主人公や有名人のドキュメンタリーに感銘を受けて、「価値観が変わるような出来事があれば、変わるきっかけになるのに」と思い込んでいます。そうして、全く行動を起こさないか、ちょっと行動してうまくいかないとすぐに理由付けをして投げ出してしまうのです。
しかし、これって逆に言えば「価値観が変わるような出来事がなければ、自分は変わるきっかけがない」というのと同じなのです。そのため、自分がうまくいかない理由を他人のせいにしたり、「タイミングが合わない」とか「周囲が分かってくれないから」などと言い訳にしがちです。
この2つの要因をまとめると、自分を変えたいと言いながらうまくいかないのは、「〇〇さえあればうまくいく」「〇〇がないから、うまくいかないんだ」と言ってるからうまくいかないのです。要は、自分の成長や変化を外部要因にしているから、うまくいなかいのです。
では、どうすればいいのか? という話ですが・・・ここで具体的な解決策を伝えてしまっては、これもまた「〇〇さえあれば」の〇〇を与えてしまうことになるので、割愛させていただきます。
・・・が、あえて言うならば、自分のどこを変えたいのかが分かってれば、アクションの仕方は明確だということです。ダイエットならば食事制限と運動、みたいなものです。
現代ではすでに多くの方法が提示されています。どれかは必ずヒットするはずです。それを探しているだけでなく、とりあえず1つやってみて、続けてみることが大切なのです。価値観や世界観が変わるような出来事なんて、起こらなくてもできます。
(というか、個人的にはあまり出くわしたくないです)
もし、「〇〇さえあれば」と考えているならば、おそらく目を向けている先を間違えております。まずは、自分のどこに問題を抱えていると思っているのか、どのように変わりたいのか? を真剣に考える時間を作ることから実行に移してみてはいかがでしょう。こうしたことをノートに書き出して、それに対して、どうアクションすればいいのかが分かったら、世界観や価値観を変えなくてもいいので、まずはその通りに行動してみてください。
そうして、それを継続したり、トライ&エラーを繰り返しているうちに、気づいたときにちょっとした変化が生まれているだけです。変わるというのは、方法や出来事のありなしではなく、自分を見つめる「内観」と「行動」というシンプルな話なのです。
ここまで読んでいただき、ありがとございます。