アラフォー童貞は〇〇と考える

アラフォー童貞が仕事、時間、性など考えたことをまとめています。

せっかく効率化しているのに苦しむ理由

アラフォー童貞のODです。

 

現代はモノや情報があふれかえっております。自分の好きな物に囲まれていることに充足感を抱く人もいれば、人よりも情報通である自分に価値を見出している人もいます。これらは別に非難されるものではなく、誰にでも大なり小なりあるものです。

例えば、メモ帳やノートなんかも、粗品でいただいた物や家に余っている物があるのに、文房具屋で可愛らしいデザインのメモ帳や、「〇〇さんがプロデュース!」というキャッチコピーの機能性を追求したノートをわざわざ買うことだってあります。

情報だって言ってしまえば、生きるために必要なことや仕事で関わっていることだけで実際は事足りるのに、エンタメ系の雑誌を読んだり、ニュースや新聞に目を通したり、気になることがあったらネットで検索するのが当たり前になっています。

 

事足りているのにさらに欲するというのは、人間の性質なのかもしれませんが、その一方で、断捨離や効率化という考えもあります。

断捨離は、執着心を手放すように身の回りのものを一気に廃棄したり、新陳代謝するように定期的に見の周りの処分する試みです。身の回りの環境の整理整頓とともに、自身の心のあり方を整える効果もあります。断捨離のあとは、新しいものと入れ替えをすることもあれば、最低限の家具と日用品だけで生活する"ミニマリスト"という生き方をしている人もおります。

 

さて、このように「捨てる」という断捨離の意義や目的は理解できるのですが、「効率化」というのは何が目的なのでしょう? もちろん、断捨離と類似の意味合いですし、効率化というのはビジネスにおいてよく聞かれる単語でもあります。時間、働き方、学習法、運動、お金の使い方など、様々な分野に対して効率化と結びつけることはできます。そのため、今更「効率化とは何の意味がある?」という疑問が湧くのはおかしいと思われてしまうかもしれません。

なぜこのような疑問が湧いたのかと、上記のとおり効率化と結び付けられる分野はたくさんあるのに、「効率的な〇〇が習得できる」というフレーズの書籍や広告がたくさんあるのに、多くの人が幸せになっていないように見えるからです。

 

そもそも、私たちは効率化によって何を期待しているか、を突き詰めていくとそれは「心に余裕をもつこと」に尽きます。特に時間に関して言えば、効率化がうまくいけば様々なメリットを生むことができます。・・・しかし、世の中はこれだけ効率化を進めているのに、一向に心に余裕が生まれているようには見えません。むしろ、効率化により余裕どころか、苦しみが増えているように思います。

 

では、効率化がうまくいっていないのでしょうか? 効率化というものが、まだまだ発展途上であり、やり方やツールが理想に至っていないのしょうか? ・・・いえ、上記のとおり、効率化に関しての研究や手法、ツールというのはたくさんあります。しかも、1つのテーマや分野に対してのそれぞれの効率化は確率されているため、多くの企業や団体、個人レベルでも気軽に取り組めるようになっています。それなのに、多くの人が効率化をしても苦しんでいる事実は何でしょう?

 

まず前提として、企業や団体、個人であっても、効率化による成果は出ているはずです。成果が必ず出るという確証はありませんが、効率化によるメリットというのは大きいことは確かです。例えば、学習において「新しいことを長期記憶として残すためには、2週間以内に3回以上アウトプットすること」という方法があったり、運動も「10回のダンベル運動を3セットやるというより、20秒のダンベル運動を3セットやるほうが集中して鍛えられる」といった考え方もあります。資産運用も「貯金よりも投資」という考え方も、日本人でも広まりつつあります。すべてが効率化というジャンルに当てはまるかどうかは別として、時間や心身に負担をかけるよりも、期待する成果を得るために余裕をもちながら、楽しんだほうが良いものです。

 

しかし、効率化がうまくいって余裕が生まれたのに苦しんでいる人が多いのは、せっかく生まれた余裕に、新たに詰め込もうとするからです。詰め込んでしまうからです。

  

例えば、効率的なスケジュールを組んで、それがうまくいってスケジュール帳に余裕が生まれたのに、「あ、ここの予定が空いているから、明日の予定をここでやろう!」と加えてしまうのです。そして今度は、その明日の予定が空いたところに、またその先の予定を加えてしまったり、他人のタスクを引き受けてしまうのです。だから、いつまでたっても余裕ができないのです。いや、正確に言えば「効率化により余裕が生まれているのに、自ら余裕をなくしている」としてしまっているのです。

 

・・・このままでは、私たちは効率化なんてしないほうが良いという話になってしまいますが、それは違います。余裕は作るにこしたことはありません。

そこでご提案したいのは「効率化により余裕(空白)が生まれたら、そのままにしてはどうでしょうか?」ということです。私たちは空白に対して何かを埋めたくなる欲求(衝動といってもよい)がありますが、それを意図的に放置してみるのです。つまり、「何もしない」という時間にするのです。これは社会人だけでなく、学生さんであっても大切なことだと思います。

 

現代人は、まるで自分の心を埋めようと、あれこれと詰め込もうとして疲れています。無理に栄養をとろうとお腹いっぱいに食べて消化不良を起こすような状態になっています。一時的な消化不良を起こすだけでなく、慢性的だと内臓にダメージは蓄積されていきます。それが多くの人が苦しんでいる原因です。

そこで、たまには腹八分目、いや何も口にしない時間を設けて内臓を休ませるように、「何もしなくていい時間」を意図的に設けることによって、心に余裕をもつ、心身を休ませる時間や日があっても良いのではないでしょうか? それこそが、本当の意味での「効率化」ではないでしょうか?

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。