アラフォー童貞は〇〇と考える

アラフォー童貞が仕事、時間、性など考えたことをまとめています。

”えこひいき" される人は理由がある

アラフォー童貞のODです。

 

現代において性別や国籍などの差別はあってはならない、正社員も非常勤も公平な雇用形態であろうという考え方があります。ここでは差別撤廃に対してどうこう述べるつもりはありませんが、結局は差別・不公平感というのは、それらを感じている人たち認識に過ぎません。つまり、周囲を見渡したとき自分以外の人たちが特別扱いを受けている(ように見える)ため、そのように解釈してしまうのです。

なぜ断言できるのかといいますと、差別や不公平感を抱く人たちがいる一方で、自分と周囲が待遇が違うことを知ったとしても特に何とも思わない人も一定数いるからです。実際、私の職場のパート職員と年1回の面談すると「正社員の人と扱いが違うのは当然だし、パートのままが気楽でいい」と言う人もいます。年間の所得額に上限が決まっているなどの事情もありますが、「一定以上は仕事をしない」「これ以上求められてもやりづらい」と、正社員と同等の扱いをされても困るという考えなのです。

別にこのような考え方の人が良いとか、現代的でないとか言うつもりはありません。働きかたと言うのは人それぞれですし、ガンガン稼ぎたい人もいれば、余生として社会貢献したい人など働く動機だって様々です。

 

とはいえ、各種報道やメディアなどを覗いてみると、やはり自分の待遇に不平や不満を抱いている人だっております。人間は比較することで自己認識する生き物でもあるので、今の環境下で自分だけが不遇な扱いを受けている、同じ量の仕事をしているのに周囲の方が給与や福利厚生など特別扱いをされている、と思う人だっていてもおかしくありません。

 

さて、「特別扱い」において思いつく言葉は『依怙贔屓(えこひいき)』ではないでしょうか? これは集団において、特定の個人を立場ある者が他の人よりも目をかける、特別扱いするというものです。

特に狭い空間において集団活動をしていると、「あいつは大した成果も出していなのに上司に気に入られて、"えきひいき”されている」「自分はこんなに頑張っているのに、ちっとも評価されない」といった嫉妬心が湧き上がることがあります。

 

しかし、管理職という立場として言わせていただきますと、"えこひいき” はあります。一定レベルまでは職員全体に対して平等に接しますが、特別扱いというか、目をかけたいと思う人はおります。

このように書くと、私のような立場や役職ある人に対して、ゴマすりや持ち上げるような振る舞いをしてきて気分を良くしてくれるから、"えこひいき"をするように思われますが・・・それは大きな間違いです。仕事もできないし、口ばっか達者な人間から持ち上げられても気分は良くならないですし、不愉快に思うだけです。

 

"えこひいき"の語源や由来はわかりませんが、"えこひいき"をしたくなる、「こいつは目にかけてやりたい」「他の人よりも手塩をかけて関わってやりたい」と思うのには、ちゃんと理由があります。

それはひとえに「素直であること」に尽きます。

素直である人は、こちらが指導や苦言を呈したときにすぐに受容します。間違いを受け止めて自分の糧とします。改善しようとする姿勢に真摯さを感じますし、時間がかかっても「お、前に指摘したことは完全に直っているな」と目に見えて分かります。好奇心もあるので勉強も自発的にするので成長も早いです。上手に周囲を巻き込んだり、色々な意見を取り入れる力もあるので結果的に信頼関係も構築できていきます。

職員を管理する側として、こちらの指摘やアドバイスを素直に聞いたり、積極性をもって成長していく人に対しては、どんどんステップアップできるような課題を与えたり、将来性を見据えた仕事を任せたいとも思うものです。こういったことが理解できる人であれば、その人が「"えこひいき"されている」とは決して思わず、「あの人は期待されているんだな」と評価してくれるはずです。

 

逆に言えば、「あいつ、"えこひいき"されてやがる」「俺は不遇な扱いをされている」と思うような人は、残念ながら立場や役職ある人を含めて周囲から評価をされていないということでもあります。

"えこひいき"されないのは、その人が素直でないから周囲も「こいつに期待してもな・・・」と思ってしまうので、関わり方もそこそこで留まってしまっているのです。もっと言えば、"えこひいき"されている人に嫉妬している人であっても、大なり小なり指導などを受けているはずです。おそらく、そこで「でも・・・」とか「自分なりにやっているのですが・・・」というように受容をせずに、変わろうとする姿勢がないので信頼関係が構築されないのです。「こいつに言っても、素直に聞かないから言っても無駄だな」となってしまうのです。つまり、自ら成長の機会を失うような態度でいるため、結果的に"えこひいき"されない、ということになるのです。

 

確かに、自分好みのノリや見た目などのつまらない理由で"えこひいき"をする人はおります(若くてカワイイ女性社員に甘くする中年上司、など)。しかし、それらが"えこひいき" のすべてと思わないで下さい。このような印象があるので、"えこひいき" にはネガティブな印象が付いているのであって、本当の意味での"えこひいき" というのは、本人の素直さに由来した将来性への「期待」なのです。

"えこひいき"の一つとして「可愛げがあるやつ」というのもありますが、これも見た目の話ではなく本人の素直さから由来しているものです。本人が失敗したことに対して「すいません!」と言ってきたとき、いつも素直に応じている人には本人の学びの機会と考えることができますが、素直でない人が言ったとしても仕事の配分を変えるなどの処理だけで終わることも仕方ないのです。

 

このように書くと、冒頭の話のように「差別じゃないか!」「不公平だ!」「職員ならば同じように扱うべきじゃないか!」と思われるかもしれません。しかし、特に現代において多くの企業においては、職員の処遇については法的に厳しくなっておりますのでかなり慎重です。

厳しいことを述べますと、そのような現代において不公平感や"えこひいき”の有無を感じているならば、そう思っている当人に要因があると考えるべきです。具体的には、周囲からの指摘やアドバイスなどに対して素直に聞き入れ、「そうか、今の自分はここが至っていないのか」「言われたとおりに改善してみよう」と思えているか、を振り返ってみてください。必要ならば、上司や周囲に聞いてみると良いでしょう。

 

そうして、ほんの少しずつでもいいので「素直に」「愚直に」に物事に取り組んでいれば、自分自身が良い意味で変わっていきます。そこで改めて、過去に「あいつは"えこひいき"されている」と思っていた人のあり方を見てみてください。おそらく、「そうか、確かにあいつは特別扱いしたくなるよな・・・」と思えるはずでしょう。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。