アラフォー童貞は〇〇と考える

アラフォー童貞が仕事、時間、性など考えたことをまとめています。

「名言」は1つのきっかけ、毎日のように見聞きするものではない

アラフォー童貞のODです。

 

独りで悩んでいるときなど、何気ない「名言」に心が救われることがあります。

世界的な偉人や芸能人、スポーツ選手や経営者など・・・名言集といった書籍もあれば、現代では動画や音声によって、本人の生声を聞くことが可能です。特にユーチューブなどでも、本人のインタビューなどをピックアップして、その音声を名言集という形にして動画に投稿していることもあります。そのため、興味がある著名人の発言をもっと聞きたいと思ったら、いつでもどこでも、多種多様な名言を聞くことができます。

「よし、明日から頑張ろう」と意気込んだり、「あの成功者だって、悩んでいるんだな」と共感したり、「そうか、このような視点があるんだな」と考え方を改めたりできる、きっかけがたくさんあります。私もときどき動画を見ることにより、心が軽くなることがあります。

不思議なもので、名言というのは意図せず出会い、かつそのインパクトは大きいものです。名言に心を救われた人が「あのとき、あの言葉があったからこそ、今の自分がいる」と言うのも共感できます。そうして、その名言を言った人のファンになったり、著書を読み漁ったり、それこそ本人の生の言葉を聞きたいと思って動画を可能な限り見続けるようになります。

 

・・・しかし、気を付けてください。

名言というのは、確かに落ち込んだ気持ちを癒したり、悩みを軽くしてくれるときがありますが、頻繁に触れることはしないほうが良いです。毎日のように自分のメンタルを維持するため、モチベーションを上げるために毎日のように目にしたり耳にしていたりするのは逆効果です。

 

名言というのは、意図しない突然の出会いはインパクトが強いものの、その効果は長続きしません。何回も聞いていると、さすがに飽きてきます。また、とある人の名言に感銘を受けたからと言って、その他の名言にも感銘を受けるかと言えば、そんなことはありません。しかし、「この人の言葉には力がある。だって、最初に出会った名言に私は救われたんだから」と固執して名言ばかり探していると、無駄に時間を浪費するだけになります。

これはもはや、以前に激しいオーガズムを得ることができたポルノを見たけれど、何か満足できず、かといって「あのときのオーガズムをまた感じたい!」とも思っているので、いつ見つかるか分からない"最高のポルノ"を探し続けるのと同じです。

 

人間の満足というのは長続きしません。それは、感銘や衝撃を受けたことも同様であり、いくら「あのとき、あの言葉があったから~」と言っても、余程の出来事でない限りは鮮明に覚えていないのが現実です。

 

上記のとおり、私もときどきは動画などで名言や至言を見ては「なるほどなー」と思いますが、頻度は少ないです。むしろ、自分から探してまで見ないようにしています。自動再生で何となく耳に飛び込んできた内容に「ああ、いい言葉だな」と思うくらいです。

数年前までは、毎日のように聞いていました。当時は仕事や人間関係で行き詰っていて、イライラしがちな状態が続いており、そんなときに有名人やスポーツ選手の名言集の動画に出会いました。それも何となく聞き流していた動画の自動再生で行き着いたものです。そこで、色々な分野の人たちの名言に触れてはモチベーションを高めていました。・・・しかし、はじめのうちは意欲的に日常を送っていたのですが、次第にイライラしがちになったり、以前よりもうまくいかない状態になっていました。

 

今なら分かるのですが、毎日のように名言に触れているうちに自分がスゴイ存在になったかのような気になり、まるでお酒を飲んだときのように気が大きくなっていたのでしょう。一方で環境や周囲は変わるわけではなく、私が勝手に独りよがりな状態になっているので、当然うまくいくわけはありません。いくら名言でモチベーションが上がっても、自分自身の振る舞いや考え方が変わっていないままで意味はなしません。それに気づかないまま、まだ足りないとばかりに名言集の動画を毎日のように見続けていたので、この期間はほんとうにメンタルが乱れていました。

 

そうしたときに、ユーチューブのトップページに表示されていた、サンドウィッチマンのコントのサムネが目に入り何となく見始めたところ、面白い面白い。久しぶりに大笑いしました。そこからしばらくは、お笑い系の動画ばかり見ていました。名言集なんか頭にありませんでした。

・・・すると、名言集によりモチベーションを上げようと眉間にシワをよせていた頃よりも、気持ちが晴れやかになっていました。色々なことに寛容になり、周囲の考え方も「まあ、それもありじゃね?」と思えたり、逆に周囲がカッカしていたら「何もそんなにカリカリしなくても」と思えるようになったのです。

名言集に触れていたときは、「すごい人にならねば」とか「この名言をどこかで使いたい!」という傲慢な思いばかりでしたが、名言から距離を置くと「まあ、すごい人も結局は人間だしな」と思うようになったのです。

 

別に名言が駄目で、お笑いが良いという話ではありません。何でも偏りすぎると心身に毒になることもある、という話です。誤解しないでいただきたのですが、名言に触れることは良いことです。何気ない一言やふと飛び込んできた言葉に救われたり、開眼することだってあるのは確かです。

しかし、それはそれで終わっておくべきです。名言をきっかけに、自分の考え、行動をどう変えていくのかが重要なのです。名言というのはきっかけです。名言自体が重要ではないのです。名言はお守りのようにするのではなく、煮詰まったときなどに、ときどき振り返るくらいの付き合い方がちょうどよいのです。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。