アラフォー童貞は〇〇と考える

アラフォー童貞が仕事、時間、性など考えたことをまとめています。

読書の意義と「著者との対話」

アラフォー童貞のODです。

 

本というのは、「合う」「合わない」があります。いくらベストセラーであってもピンとこなかったり、逆にマイナーな本をずっと手元において何度も読み返すこともあります。分かりやすいと定評のある本が理解しにくいこともあれば、情報量は多いけれど本質になかなか辿り着かずに途中で読むのを断念することがあります。

 

誤解のないようにお伝えしますと、別に人気な本ばかり読んでいる人がミーハーで、あまり知られていない本を読んでいれば"通"というわけではありません。

本への捉え方は人間関係と同様だと思っております。みんなに好かれているAさんを「いい奴」と思えば、「うーん、なんだか価値観が合わないな」と思うことだってあります。逆に無口でとっつきにくいと周囲が思われているBさんに対して「近寄りがたい」と思うこともあれば、別な人とはやけに親しそうにしていることもあります。

評価や捉え方が違うというのは、アマゾンレビューを見ればわかります。このレビューが正確な評価とは言えるかは定かではありませんが、あれだって高評価もあれば低評価があり、100%の星5つがあることは稀ですし、逆に100%の星1つがあることも稀です。しかも、アマゾンレビューに限らず、物事の評価というのは世間体を表しているものであり、それまで見向きもされなかったことが、あるとき爆発的に注目されることもあります。 

このように、本というのは人間との付き合いと同じで他人の評価がそのまま当てはまることはなく、手に取ってみてはじめて良し悪しがわかるものです。そのため、なんだか気になるけれど評判が良くないから読むのを見送る、というのはもったいない話です。

まずは手に取ってみることです。そして読み始めることが大切なのです。

 

さて、ここまで本と人間関係をつなげて話したのは意味があります。

それは本を読む行為、すなわち読書は「著者との対話」であるからです。

 

例えば、タイトルに興味がひかれて本を読み始めて、始めはフムフムと首を縦に振って同意しながら読んでいたのに、次第に「え、そうかなー」「その考えは違わない?」と疑いの目を向け始めたかと思えば、「そうかそうか、そう言いたかったのね」と共感し、本を閉じて「うん、最後まで読んでよかった!」・・・という経験はないでしょうか?

「著者との対話」というと大袈裟なように聞こえるかもしれませんが、私たちは本を読んでいるときに結構このような反応をしています。上記は読み終えて良かった例ですが、最後まで納得いかないこともありますし、始めは良かったけれど腑に落ちない箇所があっり、何となく合わなくて途中で本棚に閉まったり処分することもあります。いずれも本の付き合い方として、感覚としては間違っていません。

また、途中で読むのを止めてしまった本であっても、同じジャンルの本を読み続けて知識がついていったり、年齢を重ねていったとき、ふとページを開いてみたときに「あれ、今なら読める」とか「以前は理解できなかったけど、この年になって共感するわ」というものだってあります。話は逸れますが、漫画だって年齢を重ねてから昔の作品を見直してみると「これ、ガキのころによく読めたな」とか「少年誌向けの内容じゃねーだろ」と突っ込みをいれることだってあります。

 

多種の本を読めば良いというわけではありませんが、特に1人の著者にしぼって読書を続けていると、その著者の考え方や著者に類似の性質の人間と接しているのと同じ感覚になります。そのため、気難しい著者の本に多く振れていると、現実で気難しい人と出会ったときに何故かコミュニケーションが辛くなくなることがあります。それは近しい人物像が自分の中の経験としてあるからです。極端な事を言えば、全く会ったことのない著者の本を通じて「この人とはすでに何回か会話をしているから大丈夫」と思えるようになるのです。

 

そのため、情報を取り入れるために読書をするのも良いですし、必要な情報だけをピックアップしたくて本を読むのもいいですが、「この著者は何がいいたいんだろう」「もし目の前に著者がいて、この本の内容を講演していたら、質疑応答の時間に自分は何て言うだろう」とまで考えると読書は楽しくなります。

時には批判しても良いのです。批判的に読み進めていった先に論破されることもあります。あるいは「うんうん、わかる」と理解したつもりになって、「~と多くの人は誤解していますが」といきなり逆論を出してきて、グサっとくることもあります。

この感覚は個人的にたまりませんが、この感覚を重ねていくと、人から批判されたり違う意見を突き付けられたときに、別の考えを受け入れやすくなります。逆に「この著者の考えは間違っている!!」とばかり言っていると、自分の考えに固執してしまうようになります。読書によってコミュニケーションや自己認識を高める訓練にもなるのです。

 

このように、新しい情報や考えを取り入れるにとどまらず、お金を出して本を買うということは「著者との対話」という場を買ってると思ってはいかがでしょう。そう考えれば、有名作家と座椅子を対面して和気あいあいと意見交換したり、ときにはお互いの考えをぶつけている貴重な時間になるのではないでしょうか?

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。