アラフォー童貞は〇〇と考える

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「自分と同じ意見の人がいる」=「世間の考え」というわけではない

アラフォー童貞のODです。

 

 漫画を読んだ後や映画を観た後などに、インターネット上で他の人の感想を探すときはないでしょうか? そうして、もやもやした気持ちが高ぶっているときに、自分と同じ意見があったときには「自分だけじゃないんだ」「やっぱり、他の人も同じように思っていたんだ!」と安心感や高揚感を覚えるものです。

 

 しかし、誤解しない方がいいのは「同じ意見がある」=「世間の考え」というわけではない、ということです。特にインターネット上の意見は、世界中の中のほんの一部です。画面上では多くのコメントがあると、まるで社会における多くの人たちも自分と同じ意見や考えていると思い込んでしまいます。

 

 良かったら、何かしらのテーマにおいて自分が思ったことを、身近な人に話題を振ってみて下さい。きっと話は聞いてくれるでしょうが、大抵の場合、こちらが語る内容は、聞いてくれる人にとって「どうでもいいこと」であるものです。「何でそんなことで騒ぐの?」「そこまで鼻息荒くしなくてもいいのでは」という反応をされるはずです。それどころか、自分は重要だと思っていたのに、他の人は全く知らないテーマだったということもあります。

 冒頭のように漫画や映画なんていう話になると、娯楽が多種多様になっている現代においては、自分がした話題をそこそこ知っている人に出会うことすら稀な話です。そこで、さらに自分と同じ感想をもつ人に出会えたならば奇跡です。インターネットというのは、そのような奇跡を身近にあるように感じてしまえるので、自分と同じ意見が複数あると、まるで世間の多くの人たちも同様の意見をもっていると思ってしまっても、仕方ないのかもしれません。

 

 とはいえ、ここで注意してほしいのは、自分と同じ意見がインターネット上に複数あったとしても、近しい人間には語らないほうが良いことです。別にしゃべっても構いませんが、感情が昂っているうちはクールダウンするまで語らないのが吉です。その理由は既に上記で述べましたとおり、こちらが熱い思いを持っていても、他人にとっては「どうでもいいこと」だからです。なまじ聞いてくれたとしても、相手にきょとんとされてしまって終わるだけです。それに対して「何で、私の言っていることがわからなんだよー!」と感情的になるのもいけません。大人げないというより、意味不明な存在として認識されて終わるだけです。

 

 しかし、このような人というのは必ずおります。自分の意見までいかずとも、インターネットで発信されている、根拠が正しいのかゴシップなのか分からないような情報を、さも自分発信のように言い回る人がおります。あるいは、ちょっと名前が知られている人を周囲が持ち上げて、神輿台に乗せて勘違いさせて、その人にマイノリティな意見を世間に対して言わせるということもあります。これらもまた、同意してくれる人もいるでしょうが少数であり、世間の人たちからは異端児扱いされる。

 

 このように書くと、自分と同じ意見に一喜一憂してはいけないとか、自分の意見は大したことはないと思え、という意味に思われるかもしれませんが、そういうことではありません。自分の意見を言葉にするのは大切ですし、それによって逆に安心感をいだいたり、何かしらの活動の意欲になる人もいます。また、自分のちょっとした意見が大きな価値をもつこともあります。とりあえず、(感情的になりすぎない程度に)言葉にするということは、やってみても差し支えないと思います。

 それでも頭の片隅に置いて欲しいのは、そのような自分の意見が浸透するには時間はかかるし、本当の意味での賛同者はインターネット上ではなく、まずは身近な人たちとのコミュニケーションによって得られるものです。本当に価値ある情報であっても、必ず理解してもらえるというものでもありません。なぜならば、上記のとおり、多くの人は他人の話を最初は「どうでもいい」と思って聞くからです。特に、自分の中にない話題をされたとしても、それが脳に貴重な情報として届くまでにはプロセスを経なければいけないでしょう。

 

 このように、インターネット上で自分と同じ意見を見つけたとしても、すぐに自分の意見の正当性に確信をもつのは危険です。とりあえず、気持ちを落ち着けたのちに改めてその意見を見つめて、それでも確信を持ったならば、ひとまず価値があるのかもしれません。それでも、周囲に語ったとしてすぐに理解を得られるものではない、と考えて語ったほうが良いです。初めて聞いた相手は「どうでもいい話」として認識しているということを前提に、語るときは手短にするのが吉と言えます。

 

 ここまで読んでいただき、ありがとうございます。