アラフォー童貞は〇〇と考える

アラフォー童貞が仕事、時間、性など考えたことをまとめています。

「続編決定」から長い年月がかかる理由

アラフォー童貞のODです。

 

 アニメや映画などにおいて、「続編決定」「映画化決定」「リメイク進行中」などの企画発表がされるものの、その後に何年も待つという現象になってしまうことがあります。このような現象に対しては、制作会社が他の作品もやっているから大変とか、原作者の動きが遅いとか、資金力の問題とか、ファンの間では色々な憶測が飛び交いますが、実際には分かりません。 企画を発表した制作元などだって、PV動画を配信したりと放置しているわけではありません。そして、実際に長い期間を経て実現することもあります。しかし、ファンからすれば待った分の満足感がある一方で、「待たせすぎだよ」と思ってしまうのも本音だと思います。

 私もアニメは見ますし、続編や映画化・リメイクなどの新しい媒体の企画が出るとワクワクしますが、「いつまで待たせるんだ!」とまでは思いません。出たら出たときに作品に対しての熱量が残っていれば観ますし、すでに興味の対象が移っていれば観ないだけです。

 

 さて、このような現象になってしまうのは何故でしょうか? 別に私は業界人ではありませんし、アニメや映画などの制作する側の事情などを憶測を語れるほどの知識はありませんが、既存のコンテンツがあるのに、続編や映画化・リメイクなどが中々進行しない理由は何となく分かる気がします。

 

 一番の原因は「一度、区切ってしまってしまった」ということではないでしょうか。

 

 例えば、学生時代は中間テストや期末テストというものがあります。そして、それらテストに向けて1~2週間は集中してテスト勉強をすると思います。受験においては合格という大きな目標に向けて1年間、もしくはもっと前から計画的に勉強を進めるはずです。しかし、テストや受験が終わったら、多くの人は苦しみから解放されたかのように勉強そのものを中断してしまいます。テストや受験があるのと同レベルの勉強を続ける人はかなり稀です。そして、またテストや受験などが目前に迫ると「ああ、またあの勉強をがっつりする苦しい期間を味わうのか」と憂鬱になるのです。

 続編や映画化・リメイクなどがなかなか進行しないのも、私は同様の話だと思います。もちろん、1つの作品が終わってから続編などがカタチとなって放送・公開されるには時間はかかるでしょう。しかし、5年や10年単位で出ないというのは、すでにコンテンツが基盤としてあるとはいえ、一度区切ってしまったこととはいえ、また新しいことをするのと同様のエネルギーとモチベーションを要するからだと思うのです。

 

 もし、勉強を毎日2時間必ずやる、という人にとっては勉強習慣がでいているので、テストや受験期間は普段よりも多めにやるでしょうが、基本的に毎日の延長として勉強に取り組めるはずです。しかし、普段あまり勉強をする機会がない人は要所要所で、その都度勉強に取り組むエネルギーとモチベーションが必要となります。ときには、面倒くさくてなかなか取り組めない、「明日からでいいか」と先延ばしもしてしまうこともあります。

 しかし、ビジネスにおいては「明日からでいいか」といった先延ばしは本来はあってはいけません。顧客や取引先、職場内の信頼を一気にビジネスにおいては本来はあってはいけません。映像作品の会社であれば、スポンサーを始めとして多くの人が関わった総合的な商品であるので、それこそ気分で先延ばしにしたりはできないのは容易に分かります。その間も商品化やコラボ化がされていることもあるので、それだけ期待も大きい作品もあります。・・・それでも、5年や10年も年月がかかってしまうことがあるのが現実です。

 

 皆さんが思っているよりも「再開すること」は難しいのです。そのコンテンツに基礎や下地もあるし、世間の期待やニーズがあるということも分かっているのに、実際にカタチにしようとすると、打ち合わせすら困難なことがあるのが現実です。

 

 それは上記のとおり「他のこともやっているから」ということもあります。どんなに既存のコンテンツが人気だからと言っても、そればかりやっているわけにはいきません。どんなに人気であっても、手を変え品を変えビジネスを展開しなくてはいけません。人気コンテンツが衰退することも想定して、新しいコンテンツ・商品・サービスを作り出していく必要だってあります。既存のコンテンツを別なカタチで展開させるにしても、人手や資金・スケジュール管理を1つことだけに集中している、という企業はありません。多くの起業、多くの人たちは自分の得意分野の範囲内で、自分のビジネスを維持・発展させるために色々なことを、時間とエネルギーを分割しながら同時並行でやらざるを得ないのです。これも再開することの難しさだと思います。

 

 このように、私たちは集中したいことがあるけれど、継続して続けることすら困難であることがあります。それをなるべく継続するための方法としては、なるべく区切ることをせず、定期性・サイクル性をもって、小さな分量でいいので続ける、ことが大切になるのです。要は大きな分断や区切りを設けないということが重要なのです。

 また、人間は続けていかったり、関わっていないと、そのコンテンツや分野の知識や技術を忘れてしまいます。そして、いざ再開したときに「あれ、●年前の自分はどうやっていたっけ?」となってしまいます。もちろん、プロの方ならば何もしていないということはないので、様々な知識や技術も培っているでしょう。しかし、過去のコンテンツや自分が携わったビジネスと、現時点の自分をどれだけチューニングするのかは大変なのです。私自身、職場のスタッフから「これ、昔NGだった企画だと思うんですけど、今はどうでしょうかね?」と言われたときに「・・・これ、たぶん自分が出した書類だと思うけれど、この時の自分はどういう意図で作ったんだろう?」と、お恥ずかしい話ですが、過去の自分の考えすら思い出せない始末です。

 

 なんだか話が行ったり来たりしての記事になって申し訳ありません。とりあえず、そもそも人間は続けるのが苦手であり、一度区切ってしまうと再開するのが難しいという前提がある、ということをご理解ください。そして、いかにモチベーションがあっても時間が経過すればするほど、過去からの企画に対して現在の自分がどう取り組むのかというのも困難なのです。

 それでも、やりたいと思ったならば完璧なものを世の中に出すのではなく、「今の自分ならば、このくらいはできそうです」ということを、100%中の1%の分量でいいので出してみればいいのです。

 

 ・・・という業界について知らないくせに無責任な記事をまとめてみました。映像作品というのは本当に大変だと思います。想像を絶する大変さだと思います。私は「早く、早く」というのではなく、「できたら楽しむ」というスタンスなので、制作に携わっている方々は無理しない程度に素晴らしい作品を作っていただければ幸いです。


 ここまで読んでいただき、ありがとうございます。