アラフォー童貞は〇〇と考える

アラフォー童貞が仕事、時間、性など考えたことをまとめています。

「思い出補正」というのは確かにある。しかし、悪いことではない

アラフォー童貞のODです。

 

 「思い出補正」という俗語があります。簡単に言うと、自分が経験した過去の出来事や 好きだったものなどを美化するというものです。思い出を振り返ったとき、本来あった出来事を自分の良いように解釈したり、改めて手に取ってみたときに、昔ほど良いとは言えなくなったり、などと色々あります。

 

 私は「あのころに戻りたい」と思うことはあまりないせいか、過去を美化して語るということはありません。そもそも、聞かれない限り身近な人に過去を語ることもありません。それに、自分の思い出を美化しようとすると、「それ、違うんじゃない?」「お前、そんな良かったっけ?」と自分で自分に突っ込みを入れてしまう、ということもあるかもしれません。

 逆に、過去の思い出に触れたときに「あれ、昔はあんなにハマったのに、今はそこまで良いとは言えないな・・・」と思うことが、アラフォーになって増えたことに気がつきました。最近ではユーチューブで簡単に、過去の映像、公式が配信するミュージシャンの昔ヒットしたPVなどを視聴することができるため、懐かしさに惹かれて映像と歌を目の当たりにするも、失礼ながら「あれ? この人、もっと歌が上手いと思ったけれど・・・」と思うこともあります。

 これはひとえに、世の中と私という個人が変化したからでしょう。世の中の変化と言えば色々ありますが、歌唱力という1つの点においても、過去から現代に至るまで世の中のクオリティは上がっております。それは歌唱力だけではなく、技術や学術・科学・などの質は上がっております。また、世の中の考え方やモノの捉え方も変わっております。そのため、それらの変化を徐々に、知らず知らずに享受している私たちの目や耳や考え方はアップデートされたり、肥えているのです。過去に聞いていたミュージシャンの歌唱力がうまくないように思えるのは、それは仕方ない話です。

 音楽業界だって日々進化しておりますし、歌唱力のトレーニングだって変わっているでしょう。何なら、プロダクションに所属しなくても、スマホ一台あれば自分で勝手に配信できてしまいますし、動画などで歌唱力のトレーニングを無料で学ぶこともできます。それを忘れて、かつて自分が好きだったものや素敵な思い出を、今の視点で否定するのは少し間違っております。

 では、思い出とはどう向き合えばいいのでしょうか? 懐かしんでガッカリするのも、振り返って自分を美化することも控えるならば、昔のことは見ないほうがいいのでしょうか?

 

 思い出は、「楽しんで振り返る」だけで終わらせるのが一番だと思います。「ああ、こんなことがあった」「当時はこういうのが好きだった」「そうそう、これが流行っていた」という楽しさで留まればいいのです。ここで下手に現在と比較して、「昔は良かった」とか「あんなに良いと思っていたけれど、大したことないんだな」と評価する必要はありません。仮にそのように思ったとしても、口に出さずに胸に秘めればいいのです。間違ってもインターネット上に自分の考えを投稿して、不特定多数の人たちの意見を聞こうとはしないでください。良くも悪くも、インタネット上にわざわざ広める必要はありません。

 

 一方、認識しておいたほうがメリットがある点もあります。それは「自分が変化した」ということです。具体的には「現代に適応できている」ということです。これは決して悪いことではありません。

 私たちは過去を振り返っては、自分を良く見せようとしたり過去のものに悪い評価を下そうとしたりします。そして、それらを「思い出補正」と分かった風なことを言って終わらせようとしがちです。特にインターネット上に「思い出補正」という言葉が出るようになってからというもの、過去に対して不釣り合いがとれなくなると、同じような感覚になっている人たちを見つけて、何かにつけて「思い出補正」で片付けようとします。それは何だかもったいない気がします。なぜならば、その「思い出補正」と読んでいる出来事やモノがあったからこそ、現代という世の中ができており、そして私たちそれぞれのパーソナルも作り上げられているのですから。

 

 それよりも、昔も良かったけれど、そこから現在に至るまでの経過があっての”今”も良い、と思えたほうが良いのではないでしょうか。もし、そう思えないのならば、辛辣ですが、ここまでの何年、十何年、何十年もの間、ほとんでお進歩していない、変化していないということになります。同じテーマを追求しているというのは別として、同じものがずっと好き、という人はほとんどいないと思います。それは、その時期や時代に合わせて生きてこれている、と考えたほうが良いです。誰もがちゃんと変化しているのです。

 よく「私は何年経っても何も変わらない」と自己否定をする人がいますが、実はそのようなことはありません。特に今の時代でスマホで色々と検索できているならば、私はちゃんと変化できていると思います。だからこそ、「思い出補正」なんて言葉で過去を一括りにせず、自分の変化を良い意味でも悪い意味でも受け止めたあげることが、大切なのです。

 

 ここまで読んでいただき、ありがとうございます。