アラフォー童貞は〇〇と考える

アラフォー童貞が仕事、時間、性など考えたことをまとめています。

「他人のために」でなくても「個人的な課題」でも良い

アラフォー童貞のODです。

 

 ビジネス、自己啓発、成功法則、宗教など・・・自分改善に関する書籍は本屋に行けばたくさん陳列されています。私も過去から現在において読んでおりますし、そしてこれからも読むことでしょう。それは自分というものを維持したり、自分の良くないところに気づいたり、時には悩みに対して「ああ、これでいいんだな」と思うこともあります。とはいえ、あくまでこれらは考え方の1つであり、自分の人生を1冊の本にすべて委ねるほど、愚かではありません。(愚かなことは日々してしまいますが・・・)

 

 さて、これらの本には言葉は違えども色々と共通点があります。その一つとして「他人のために」という考えがあります。ビジネスであれば売り上げよりもお客様視点に集中すること、お客様視点に立った結果としての売り上げである、と言われています。周囲からの評価もまた、評価がほしいと考えるよりも、周囲への配慮や明るい挨拶などの振る舞いをもって、その結果として良い評価が自然と得られるのです。このような考え方は成功法則でも仏教などでも同様であり、「利他」という言葉として表現されます。

 

 これらの考え方は基本であるのは確かです。しかし、実際に行動に移すとなると、どうしても自分中心に考えてしまいます。お客様と接していても、表面的にはお客様の困っていることに耳を傾けているように見えて、心の中では「何とかして買ってもらいたい」「自分の成果を挙げたい」という気持ちが湧いてしまうものです。「まずは相手に与えることから始めよう」と頭では分かっていても、ついつい力が入ってしまって挨拶や心遣いに不自然になってしまうこともあります。

 こうなると、対面しているお客様は「この人は私の話を聞いているように見えるけれど、買ってもらうことしか考えていないな」とか、不自然な振る舞いをされた人も「なんか、この人怖いな」等と距離をとってしまいます。「他人のために」と表面的に思っていたとしても、利他を意識していたとしても、潜在的に自分のことばかり考えていては、見透かされてしまうものなのです。

 

 とはいえ、成果主義を前面に出したり、傍若無人に振る舞っていい、ということではありません。利他は大切です。最初は不自然であっても、それを意識でだけでなく行動するのは根気と勇気が必要です。苦しくても続けてみたほうが良いです。

 ・・・何だか矛盾したことを言っておりますが、利他であること、他人のためであるには、その前に共感性が大切であるのです。共感できないことを、いくら相手から聞いたとしても話が長いと思ってしまったり、どのように接していいのか方向性が分からないものです。

 

 この矛盾を解消するには、いきなり「他人のために」と思うのではなく「個人的な課題」に目を向けてみるのです。個人的な課題・自分としての問題となると、誰もが自分が大好きですので、何とか解消したいと思います。そのためのアプローチとして、まずは日常で自分が困っていることにアンテナを張ってみてください。「え、そんなにたくさんないよ」「困っているのは人間関係くらいだよ」と言われるかもしれません。しかし、日常においては「ああ、やだなー」とか「これ、もっと✕✕だったらいいのに」と思うことが頻繁にあると思います。

 有名な話を2つご紹介します。ゲームセンターに当然のようにあるプリクラは、プリンターで顔写真を印刷したゲームメーカーの若手社員が「これ、シールにできたらいいのに」と思ったことが誕生秘話と言われています。また、現在は缶やペットボトルのお茶はコンビニで売られているのだって、普及する前には「お茶はタダで飲めるもの、客先で出るもの」という認識がありましたが、何とか美味しいお茶を手軽に飲んでいただきたいと思ったお茶メーカーが、お弁当と一緒に売ることにより、その認知度を広げていったという逸話があります。

 

 これらのお話からも分かる通り、個人的な課題や何となくの要望からスタートしても、別に構わないのです。結果的には「他人のため」になっているのですから。それに、自分の課題やひらめきというのは、意外に周囲も同じように思っているものです。それどころか、ヒット商品の多くを見ると「ありそうでなかった」というものが結構あります。それは大抵の場合は、とある個人が「こうだったらいいのに」という事から始まっているものです。

 

 無理にいきなり「他人のため」と思うことはありません。頭と肩ひじを張っても、逆に良い物は生まれにくいものです。それよりも、「これ難しいんだよね~、もっと簡単にできればいいのに」とか「あれ、もっとこうすればいいのに」という私的な感情を、プロトタイプでいいのでカタチにしてみれば良いのです。別にカタチにしなくても、そのような気持ちをたくさん覚えておけば、同じように悩んでいる人や困っている人に出会ったときに「ああ、自分もそうだ。わかるわかる」と共感しやすくなるのです。それにより商品やサービスを提供できたり、「相手も自分も同じ人間だよね」と思えれば、挨拶や振る舞いだって力まなくなるはずです。

 理想論かもしれませんが、「他人のために」と堅苦しく考えてもアイディアや活路が見いだせないならば、まずは自分の悩みや課題として置き換えてみることもお勧めします。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。