アラフォー童貞は〇〇と考える

アラフォー童貞が仕事、時間、性など考えたことをまとめています。

「尊敬されたい」という気持ちを手放す

アラフォー童貞のODです。

 

 仕事でも家庭でも、友人関係であっても、人間関係というのはうまくいかないものです。それは、自分自身の価値観や自我という見えないものと、他人の価値観や生き方などが噛み合わないからです。お互いに見えないものを主張し合っているのですから、それはうまくいきません。

 大切なのは相手の視点に立って、相手の価値観や生き方や考え方を尊重してあげることから始めることです。しかし、それを頭で分かっているけれど、実際に日常で行うのは難しいものです。相手の話を聞いているうちに、次第にムクムクと自分の価値観や自我が湧き上がってきます。

 そうしたとき、私たちは自分の価値観や考えを主張する手前で、いかにも「相手のためを思って」みたいな言動をとってしまうことがあります。それはアドバイス、自分の体験談、あるいは自慢話といった形で、相手の話に沿って伝えているように見えて、実は自分の話をしてしまうのです。

 しかし、その相手も馬鹿ではありません。表には出さずとも反発心を抱きます。自分の話を聞いていないどころか、話を聞いているふりをして聞いてもいないアドバイスや体験談を語り出すのですから、自分の気持ちが解消されるどころかモヤモヤした気持ちが増すばかりです。

 

 ここでのポイントは、聞いてもいないのに、アドバイスや自分の体験談や自慢話をし始めるということです。それは誰しもあることであり、それをしてしまうと、聞いた側は不愉快や嫌悪感を抱いてしまいます。

 では、なぜ聞かれてもいないのに、ついついアドバイスといった自分の話をしてしまうのでしょうか? それは「尊敬されたい」という気持ちがあるからです。要は「俺はすごいんだぞ」というアピールをしているのです。

 

 こんな的確なアドバイスができる俺はすごくない?

 こんな体験談がある俺はすごくない?

 こんなスゴイことができる俺はすごくない?

 

 ・・・ということを、遠まわしに「俺はすごいんだぞ」とアピールして、相手に「俺のことを尊敬してもいいんだぞ」と思って欲しいのです。何なら、「すっごーい」などと褒めたり、持ち上げたりして欲しいのです。お金出して女の子とお酒を飲むお店に行けば簡単に叶うでしょうが、そうではなく、自分の知っている相手から尊敬されたいのです。

 

 ・・・お分かりでしょうか? 相手を見ることもせず、一方的に自分の話をして褒めて欲しいというのは、もはや子供と同じなのです。「おかーさん、見て見て。すごいでしょー!」と、良く分からないものを自慢して来る子供の振る舞いと一緒なのです。こう考えると、下手にアドバイスをしようとか、自分の体験談を語り始めるとか、自分でも気づかないうちに自慢話を始めるというのは、何だか恥ずかしくなってきます。

 

 少し目先を変えた話をすると、勉強や仕事ですら、尊敬してもらえることをモチベーションにしている人がおります。それは当たり前では? と思われるかもしれませんが、他人からの評価や尊敬を集めるために勉強や仕事をしている人は、はっきり言ってうまくいきません。そもそも、勉強というのは自分自身のためにやるものであり、仕事というのは他人のために自分の持っている力を尽くすものです。それを評価や尊敬集めのための手段と思っていると、物事は継続しなかったり、他人からも見透かされてしまい、結果的に尊敬などされなくなるのです。あえて言うならば、偉人と呼ばれる人たちは自分の目標を叶えるために勉強や試行錯誤を重ねたり、身近な人や社会全体のために精魂を尽くして生き抜いております。結果として偉人というカタチで尊敬されているのであって、偉人になりたくて頑張っていたわけではないはずです。

 

 となると、どうすれば良いのでしょうか? 答えは簡単です。

 「尊敬されたい」という気持ちを手放せばいいのです。

 

 この気持ちを持たないほうが、「尊敬されたいのに、尊敬されない」「こんなに頑張っているのに、ちっとも評価されない」などということに苦しまなくなります。そして、勉強なども自分のためにできるようになります。純粋に新しい自分になれることに喜びを得ることができます。また、仕事なども他人のためにやる、それが評価や給料といったものにつながるのです。先に評価といったものを求めるのは順序が逆なのです。尊敬されたいとか、評価されたいという気持ちは、一旦忘れてしまったほうが良いのです。むしろ、そのまま忘れて放っておいてもいいくらいです。

 

 本記事の考えは、あくまで理想としての話です。私だって尊敬されたいという気持ちが湧くことはよくあります。相手の役に立てばと思って「こういう情報があるんだけど」と言いつつ、どこかで「こういう情報を知っていることに、すごいと言ってほしい」とか「あとで、『この間の情報、役に立ちました!』などと言われたい」と潜在的に思っている可能性だってあります。まあ、考えればキリはありませんが、尊敬や評価を最初の目的や意図に据えるのは間違っているのだけは確かです。

 

 まずは、誰かの話を聞いているときに、誰かの悩みを聞いているとき、聞かれてもいないのにアドバイスをしたり、自分の体験を語り出すのは控えましょう。じっくりと話を聞くことに集中するのです。その聞くだけということを習慣することだけでも、そのような人に周囲は一目置くようになります。自分が尊敬されたい欲求は自分で認めつつ、表では相手を尊重することが大切なのです。

 

 ここまで読んでいただき、ありがとうございます。