アラフォー童貞は〇〇と考える

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世の中は「それっぽい根拠」に溢れている

アラフォー童貞のODです。

 

 生きていると、「これは大丈夫なのかな?」と不安を抱きくことがあります。それに対して根拠や裏付けを求めます。昨今では「科学的根拠」とか「エビデンス」などという言葉が、ビジネスシーンで用いられたり、サプリなどの広告でも見かけるようになっております。そして、そのような根拠「ああ、これは大丈夫なんだな」と安心して前に進むことができます。

 

 しかし、世の中の多くは「それっぽい根拠」であると思ったほうが良いです。

 

 例えば、本ブログでときどきテーマにしている自慰行為(オナニー)は、よく害悪であると言われております。そして、この根拠もたくさんあります。しかし、その根拠はいずれも「オナニーは害悪である」という結論からスタートして、それを証明するために理由を当て嵌めているものばかりです。

 

 もちろん、証明したいテーマがあって、それを様々な検証や研究がなされることで実証するという流れは自然です。しかし、その証明したいテーマというのは、一体どこから来たのかを証明することが疎かになっているように思えます。また、証明したいテーマを実証するためには、それを裏付けることができる検証結果だけではなく、そのテーマを反対にしたときに、それを否定する検証結果も出す必要があります。

 ・・・少し言い回しがややこしくなりましたが、「オナニーは害悪である」ということを証明したいのであれば、男性ホルモンが減少するなどを理由にすることも大切ですが、「オナニーは良い効果がある」ということを否定する検証も必要である、ということなのです。

 これは重要なことであり、私たちはどうしても、自分に都合の良い情報ばかり集めてしまう行動心理があるため、自分が思ったことを証明するものが1つでもあれば、「ほら、ちゃんと証拠があるから私の考えは正しい」と主張してしまうのです。しかし、実際は不足しております。自分が証明してくれるものばかり集めても、それは証拠として不足しています。やはり、自分の証明と反するものを否定する証拠も必要なのです。

 実際、「オナニーは良い効果がある」とか「定期的なオナニーは必要」という主張もあり、それを裏付ける検証結果もあります。ということは、現時点において「オナニーは害悪である」は証明されていないし、様々な実証結果も根拠としてはまだまだ成立していないのです。「オナニーは良い効果がある」をちゃんと否定できる根拠も必要なのです。それは逆に言えば、「オナニーは良い効果がある」と主張する側もまた、「オナニーは害悪である」ということを否定する検証結果が必要だということなのです。

 

 さて、本題に戻ります。

 世の中にある様々な根拠というのは、証明したいテーマを実証する根拠があるとともに、ちゃんと反論を否定するための根拠もあるでしょうか? おそらく、それができているものは少ないと思います。例えば、サプリメントだって「〇〇に効果がある」「それは✕✕という実証試験を元に得られた結果である」とは言うものの、違う側面から見ていないものばかりです。つまり、科学的根拠やエビデンスなどどいいつつも、根拠とするには証明が不足しているのです。

 

 だからこそ、「それっぽい根拠」と言っているのです。

 

 何も、世の中に出回っている根拠はデタラメである、と言いたいわけではありません。しかし、多くの人は自分が知らない分野のことを、専門家が言っていると信じてしまいがちです。それを自分自身でも学んで、その通りであるかを確かめてみるというところまで行う人はほとんどいません。または、人気タレントや著名人も使っている、などと聞くと、それだけで信憑性があるとも思ってしまいます。彼らはあくまでも広告塔であり、そのテーマに対して研究者らと一緒に検証したわけではありません。しかも、現代の広告では「医学的に効果がある」といった喧伝をしてはいけないため、その広告もふんわりした内容になっております。

 

 では、私たちは何も信じないほうが良いのでしょうか? 「根拠も信頼できないというならば、何も手は出せないじゃないか」と言われそうですが、そうではありません。何度もお伝えしますが、すべての広告などがデタラメだという話ではありません。

 しかし、覚えておいてほしいのは「根拠というのは常に変化する」ということです。歴史だってそうではないでしょうか? アラフォーの私が受けていた授業や教科書の内容とは微妙に異なっておりますし、それこそ歴史家の人たちが新しい遺跡や歴史的資料を発見することで、それまでの解釈だって変わります。

 

 大切なのは、「その時点の根拠に対して、自分がどう判断するのか」ということです。やみくもに信じるのではなく、自分なりに検証してみて、自分なりに現時点における成否を判断する姿勢が必要なのです。

 だからこそ、自分が生きている道中で不安になったら、誰かに意見を求めたり、専門家が提唱している説を参考にすることは良いですが、あくまでそれは参考であって、自分でやってみて判断することこそが、不安を払拭する方法なのです。

 だからこそ私は、科学的根拠やエビデンスばかり言って、自分の経験や考察がない人の話は、信憑性がないと思っております。それよりも「よくわかんないけど、やってみたら失敗した」と笑っている人の話に重きをおきます。そして、自分自身もそうありたいと思っております。

 

 ちなみに「オナニーは害悪である」というのは、とある時点で海外で生まれた一説であり、それが日本で書籍として出版されて伝わったそうです。そのころの日本は海外からの情報に目新しさを感じており、特に医療分野においては、多くの人が喉から手が出るほど欲しかったようです。その中に「オナニーは害悪である」という話があり、そこからオナニー害悪論が広まった、というのです。

 

 ・・・まあ、この話だって、あくまで歴史の一説です。「それっぽい根拠」と言えばそうです。信じるか信じないか、この説を証明しようとするかどうかは、本記事を読んだ人の判断に委ねます。

 

 ここまで読んでいただき、ありがとうございます。