アラフォー童貞は〇〇と考える

アラフォー童貞が仕事、時間、性など考えたことをまとめています。

「簡単にできる」「一発で理解できる」「短時間で終わる」にまどわされない

アラフォー童貞のODです。

 

本屋に行くと、「2時間で理解できる〇〇」「面白いほど簡単に✕✕ができる」「これさえやれば△△はOK」といった本が乱立しております。このようなタイトルはビジネス書でよく見られますが、最近では割とジャンル問わないように思えます。きっと興味を持っているけれど、ちょっと難しい印象があって手を出せないという人達向けに、背中を後押しするためにこのようなタイトルにしているのでしょう。

 また、現代人は、注目される存在でありたい、憧れのあの人みたいになりたい、という願望がありつつも、1つのことを深掘りするのに億劫さを感じているようです。そのような背景から、初心者でも簡単に、難しい話はなくても理解できて、かつすぐに修得できるものを求めています。欲張りさんな感じですが、これは誰でももっている本音だと思います。その証拠の1つとして、本だけでなく、ユーチューブなどの動画においても、一般人だと難しい理論や法律などを、専門家が身近な事例をもとに分かりやすく解説してくれるものが好まれており、そのような動画が再生回数が伸びております。わかりやすく解説している本を、さらにかみ砕いて説明している動画もあるので、字を読むのが苦手な人にとっては、より気軽に知識や技術を得ることができるため、良い時代になったものだと思います。

 

 とはいえ、その一方で、こんなにも簡単かつ親切に解説された本や動画がたくさんあるのに、それらを手に取って始めた人たちの多くは、ちゃんとスキルとしてモノにできないまま終わっているようです。時間がなくて続けられなかったということもあるでしょうが、始めのうちは「新しい自分になれる」という期待から、ちょっと挫けそうになっても取り組めていたのに、つまずく場所が多くなると、徐々に手が遠のいていき、そのうち本も開かなくなったり、動画も見なくなります。ジムやセミナー通いも足が遠のき、いつのまにか月々の年会費だけがかさむ・・・ということもあるでしょう。

 

 本記事のテーマに当てはまるジャンルとして、英会話とダイエットが挙げられます。あとは資格取得と言ったところでしょう。これらはアラフォーの私が学生のころから、多くの人たちを魅了して、同時に挫折を生んでいるものです。そして、毎年毎年新しい教材やセミナー・勉強法、ダイエット法や良く分からないサプリ・栄養素材などが現れては、また多くの人たちを「今度こそは」「これならば」「多くの人が効果出ているみたいだし」と新たに期待を抱いて、また挫折するのです。

 

 ではなぜ、「簡単にできる」「一発で理解できる」「短時間で終わる」などというフレーズがあるのに、途中で挫折してしまうのでしょう。それは、残酷な言い方になりますが、これらのフレーズに期待をもって手に取った人たちが・・・

 

 「簡単にできる」ほどの、簡単レベルにすら至っていないからです。

 「一発で理解できる」ほどの理解力や知識がないからです。

 「短時間で終わる」ほどの基礎体力がないからです。

 

 きっと「簡単」「一発」「短時間」といった言葉に踊らされて、それならば自分でもできるかも・・・と期待して始めてみるのでしょう。しかし、ちっとも簡単じゃないし、何度やってみても理解できない、予想外以上の時間はかかる・・・話が違うよって思って「やーめた」となるのです。

 

 少し前の記事で私自身の経験を書きましたが、データサイエンスを勉強しようとして、難しい数学知識はいらない・イメージで分かる的な本を買ったのですが、正直言って理解できませんでした。これは私自身が1つ1つ理解しながら進んでいくタイプであることもそうなのですが、データサイエンスを勉強するならば、入門編であっても当然ながら数学はある程度のレベルは必要であり、入門編も理解できないのは、そのレベルに私が至っていないだけの話です。

 そこで、まずは数学のおさらいをしつつも、1つ1つ理解できる本を読みながら勉強をしております。そうしていると、最初に買った本の内容が徐々にイメージできるようになってきました。とはいえ、「あの本に書いていた内容って、このことかな?」という話ですが・・・。それでも、何か近づけた気持ちになれると、モチベーションにつなげることができます。そう思うと同時に、やはり入門編と言えども、そこに入るまでには最低限の知識や技術は求められる、ということを痛感させられました。きっと、このようなときに「学生時代に、もっと勉強しておけば・・・」と思うのでしょう。

 

 このように、現代では簡単かつすぐ理解できる・修得できるというフレーズはたくさんあり、実際はその通りなのですが、それ以前のスキルは必要だということも理解しなければいけません。言い換えればそれは、「本当の基礎的なことができれば、応用を行う上で効率的にできる方法があるよ」「ある程度の基礎が分かれば、それに関する分かりにくいことを、イメージで捉えることができる考え方があるよ」ということなのです。最初から難しいことを、初心者がすぐに理解できる・できるようになるのは、少し虫の良い話です。

 

 始めは何でも難しいものです。それは慣れていないということが大半です。体や頭が慣れないうちは、何をやっても面白くはありません。しかし、一定の初心者レベルを超えれば、「うーん、難しいけれど、もう少しやってみようかな」と思えるようになればこちらのものです。無理にやってみろ、とは言いませんが、簡単に投げ出すのももったいないです。そのためには、あまり「簡単」とか「すぐできる」といったフレーズにとびつかず、あくまで初心者としての立場で臨むのが良いと思います。

 

 ここまで読んでいただき、ありがとうございます。