アラフォー童貞は〇〇と考える

アラフォー童貞が仕事、時間、性など考えたことをまとめています。

愚痴や悩みをいうときは、相手に共感や理解を求めないほうが良い

アラフォー童貞のODです。

 

どんなカタチであれ、私たちは日常で他人と言葉を交わすことになります。良いのか悪いのか分かりませんが、現代では直接会話をしなくても、パソコンやスマホなどの通信機器によってコミュニケーションが成立します。

 

他人と関わっていると、絶対に変化してしまうものがあります。それは「感情」です。それは「人は人との関りによって変わる」とかいう話ではなく、他人という存在によって動かす必要のない感情が動いてしまうということです。

 

一番分かりやすいのは、嫌な気持ちを何となく話しただけなのに、それを聞いた相手が求めてもいないアドバイスをしてくることです。これはきっと、多くの人が経験したことのある感情の動きでしょう。要は「ムカっ」とか「イラっ」とするのです。

 

こちらはただ聞いて欲しいだけなのに、分かったような顔をして自分の経験談を語ってきたり、何とかしたいわけでもないのに解決策を提示してきたり・・・。向こうに悪気はないのは分かっている分、心の中では「そういうのはいいから、ちょっと黙って話を聞いてくれないかなー」と思ってしまうものです。

 

話がこじれるのは、こちらの行動や考え方を否定してきたり、お説教してくることです。苦しくて辛くて嫌な気分でいるのに、追い打ちをかけるように人生訓を述べてくるのです。こうなると「ムカっ」を通り越して「カチン」と、スイッチが入ってしまいます。そう、怒りのスイッチです。

 

話は逸れますが、もしも嫌な気持ちを話してきたり、悩み相談を持ち掛けられたときは、向こうから「どうしたら良いと思う?」と聞かれない限りは聞き手に回ることをお勧めします。上記の通り、否定や説教はもってのほか、自分の経験や解決策なども言わないほうが吉です。また、「どうしたいの?」とか「これからのことを考えているの?といった選択肢を迫るような聞き方も避けるべきです。なぜならば、嫌な気持ちや悩みを抱いていて、どうしたら良いか分からない相手を精神的に追い詰めてしまうことになるからです。

 

さて、話を戻しますと、アドバイスなどを言ってくる相手に対して「ムカっ」としてしまっても、それは仕方のない話です。自分はまだまだ心の内を話したいのに、それを差し置いて(聞いてもいない)アドバイスなどをされると、怒りがするのは当然だと思います。相手の話が長ければ長いほど、こちらも言いたい気持ちが昂っていき、そこで追い打ちをかけるように説教や選択肢を迫るといったことをされると、「カチン」という怒りのスイッチが入ってしまうは自然なことです。

 

とはいえ、ここで「黙ってこっちの話を聞いてよ!」とか「あなたのアドバイスなんて聞いていない!!」とは言わないほうが良いです。何度も申しますが、先方も悪気があってアドバイスなどをしているわけではありません。こちらが困っていそうだから、何とか解決してあげたいという気持ちがあってのことです。(まあ、解決策を提示することによる自己満足もあるでしょうが、そこまで話を広げるとこじれるので、今回は純粋はアドバイスとします)

 

まずは「ムカっ」としても、反論せずにしばらくの間は黙って聞いて下さい。相手の貴重な時間を割いてこちらの話を聞いてくれたから、少なくとも同じくらいの長さは耳を傾けよう、というスタンスでいいです。

 

もしも、それで相手の話(聞いてもいないアドバイスや説教など)が終わらなかったら、「途中で口を挟んで申し訳ありません。もう少しでいいので、私の話を聞いてもらっても良いですか?」とか「アドバイスをいただけるのは嬉しいですが、今は話すことで心がスッキリするので、まずは最後まで話を聞いてもらえますか?」と正直に言うのもひとつです。

あのリンカーン大統領も、悩みが溜まったら友人に時間を設けてもらい、「すまないが、僕の話を黙って聞いていてくれないか?」と心の内をつらつら語って、スッキリして帰っていったという話もあります。まあ、政治に触れることは言っていないでしょうが、きっと人間関係が大変だ、仕事が忙しいんだ、とか言ったのでしょう。しかし、リンカーンさんにとってはそれだけで心が救われたはずです。

仏の世界においても、悩み事や感情的になってしまうときは、仏壇に話しかけると良いという教えがあります。仏壇というと故人のためにあるようですが、元来は仏様がおられるという意味があります(もちろん故人のためという意味もありますが、ここでは割愛します)。仏様は黙って何でも聞いてくれます。愚痴も悩みも怒りも悲しみも、です。客観的に見れば独り言でしょうが、仏様に話しかけるということで、それはリンカーンさんが友人に黙って聞いてもらうことと同じように、自分の胸の内を吐き出すことでスッキリできる、ということができます。

 

これら2つの例に共通していることがあります。それは「黙って聞いてもらっている」ということです。黙って聞いてもらうということは、相手に共感や理解を求めていないということです。

 

ここで冒頭からの話に戻りますと、確かに自分の悩みなどを話しているときに、聞いてもいないアドバイスなどを受けると「ムカっ」とか「カチン」とかしてしまうことがあります。そうして、時には相手の話を遮って自分の話を続けようとしてしまいます。さらに今度は、「もっと自分の苦しみを分かってもらおう」と色々な出来事や心情を無限に湧き上がる感情のままにしゃべろうとします。それは、相手に「自分のことをわかってほしい、ちゃんと理解してほしい」という気持ちがあるからです。

 

自分のことを理解して欲しいということ、それ自体は自然な気持ちだと思いますが、残念ながら、自分の理解してもらおうとは思わないほうが良いです。理解してもらおうとすればするほど、相互理解は遠ざるばかりです。

 

では、どうすれば良いのかというと・・・

 

 ・愚痴や悩みをいう場合、事前に相手に「黙って聞いていて欲しい」と要望する

 ・「理解してくれなくても大丈夫」とも伝える

 ・相手に反応(うなずき、あいづち など)を期待しない

 ・「ねえ、ちゃんと聞いている?」と苛立った様子を伝えない

 

そうして、ひとしきりしゃべり終えたら「聞いてくれてありがとう、さっぱりした」と自分の気持ちが整理できたことを伝えましょう。もちろん、感謝の言葉を伝えることも忘れないでください。

もしも、相手がアドバイスをするような(しそうな)タイプであれば、「今日は自分の気持ちを整理したいから、至らないと思うことがあれば、今度教えてください」と伝えると良いでしょう。何だか、ワガママな感じはしますが、まずは感情的にならずに自分の気持ちを吐き出すこと、整理することが優先です。

 

その後、もしも話を聞いてくれた相手に悩み事がありそうだったら、あるいは話を持ち掛けられたら、今度はこちらが黙って聞く番です。その場合は「あなたの気持ちをちゃんと理解できないし、アドバイスもできないもかもしれないけれど、聞いてあげることはできると思うよ」と伝えると、相手も話しやすくなると思います。そして、実際に聞く側に回ったとしても、今度はこちらも相手のことを理解した気にならず、ただひたすら聞き手(傾聴)に努めるようにしましょう。

 

このような話し手、聞き手の関係の順番を交互にすることが、良い信頼関係につながると思います。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。