アラフォー童貞は〇〇と考える

アラフォー童貞が仕事、時間、性など考えたことをまとめています。

自分は自分のままでいい。そして「特別」でなくてもいい。

アラフォー童貞のODです。

 

世界に一つだけの花』という大ヒット曲に「ナンバーワンよりオンリーワン」という歌詞があります。どの分野においても、頂点を目指すこと、希少なポジションに価値があるという考え方は普通なことでした。

また、誰もが高い地位に辿りつくために努力をすることが当たり前でしたが、そこには勝者と敗者が生まれます。それは学業でもスポーツでもビジネスでも何でも該当することであり、いつしか「勝ち組」「負け組」という言葉もできておりました。

しかし、このような競争社会が続いていたためでしょうか。頑張ること、努力すること、高い地位を追い求めること、勝ち組になろうとすることに日本人が疲れてきた時期に「ナンバーワンよりオンリーワン」というフレーズが流行しました。

きっとこのフレーズにより、心が救われた人たちは多かったことでしょう。それは「ああ、無理に頑張らなくてもいいのか」という気持ちと「自分は自分でいいのか」という、今で言うところの自己肯定感を得ることができたのだと思います。

 

このフレーズは現代でも時々見かけますが、この言葉を特に10代・20代の人たちが見たときに別な解釈をするのではないでしょうか。というのは、冒頭で紹介した曲が大ヒットしてから20年近く経過しましたが、その間にオンリーワンという言葉は「個性」という言葉になったり、ときには「マイノリティ」という少数派を指すようになったり、「好きなことで食べていく」といった様々なカタチで私たちの心を支えたり、自分の生き方の指針となることもあります。

 

しかし、「自分は自分でいい」ということを理解していても、いつの世も多くの人たちは苦しんでおります。自分を自分たらしためたくて、常にもがいています。つまり、「自分は自分でいい」「ナンバーワンでなくてもいい、オンリーワンでいい」だけでは私たちの心は渇いたままなのです。

 

では、どう考えれば良いのでしょうか?

それは「特別でなくていい」ということも付け加えれば良いと思います。

 

私たちの心の渇きが満たされないのは、結局は誰かに特別だと思って欲しいのです。特別な存在と扱ってほしいのです。他人によって自己承認欲求を満たして欲しいのです。

私たちは自分で「自分は自分でいい」「オンリーワンでいいんだ」と頭で思ったとしても、「・・・あれ、そう思っても自分が特別になった気にならない」と気づいてしまって、また彷徨ってしまうのです。

 

そして厄介なことに、他人から「あなたは、あなたのままでいいんだよ」と言われたところで納得はできないのです。なぜならば、他人が言う「あなた」すなわち「自分」は結局どんな存在であるか分からないからです。ここで言う分からないというのは、実感として分からない、ということです。

例えば「あなたは勉強もできなし仕事もミスばかりだけれど、そのままでいいんだよ」と言われて「そうか、このままでいいんだ」と楽観的になれる人はあまりいないでしょう。せめて「人に親切にできるだけでいいんだよ」とか「あなたはお料理で家族を笑顔にできるじゃない」といった、第三者から見ても納得できる何かが欲しいのだと思います。

 

そもそも、自分のことや人生で悩んでいるのは、自分で自分に特別性が感じられないから他人に認めてもらいたくなるのです。自分の特別性が「こうだ」と分かっている人ならば悩むことはありません。しかし、上記の通り、他人からの容認や評価があっても自分という存在に特別性が感じられないことも多いものです。

 

だからこそ、「自分は自分のままでいい」「オンリーワンでいい」ということだけに満足できないのならば、いっそ特別であろうとすることをやめれば良いだけなのです。そのためには、他人の評価や成功に嫉妬や羨望の念を抱くことをやめることです。

これは憧れや目標を立てるなという意味ではなく、自分にないものを横目で眺めて「いいなあ」と思うものではない、ということです。また、向上心を持つなということでもありません。むしろ、他人と比較しても土俵が違うことに気づいて、自分なりの道を好き勝手に模索したほうが良いということです。

 

特別でありたいという気持ちはわかります。しかし、特別になりたいと思っても、特別に思われたいと思っても、急にはそうはなれません。それで苦しんだり悩んだりするならば、いっそ特別になりたいという気持ちを手放してみてはどうでしょう、というお話でした。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。