アラフォー童貞は〇〇と考える

アラフォー童貞が仕事、時間、性など考えたことをまとめています。

「世間の偏見」と「常識」という鎖

アラフォー童貞のODです。

 

くずしろ先生の連載中の『雨夜の月』という作品があります。

第9話の最後の、美容師さんの台詞がとても印象的でした。

 

「皆が当然のようにできることを求めるのは、贅沢なんかじゃないよって

 世間の偏見が 彼女の常識になってしまう前に」

 

(本日更新されたこともあり)内容やこの台詞の前後は割愛しているため意味不明かと思われますが、この中の「世間の偏見」と「常識になってしまう前に」という言葉が、何というか自分の心にストンと落ちるものがあったのです。

 

冒頭の名乗りからも分かるとおり、私はアラフォーという年齢ながら童貞です。性行為をしたことはなく、女性とお付き合いをしたこともありません。20代の頃は後ろめたさを感じておりましたが、現在は特に何とも思わなくなりました。

 

自分が童貞であることで何かしらの障害になることもないですし、周囲に迷惑をかけることもありません。また、日常生活において自分が童貞であることを思い出すこともありません。仕事でクタクタになるまで働き、筋トレなどの運動をしたり、大好きな読書をしたり、阿呆な動画を見たり、このようなブログをつらつらと書いていると、自分の在り方なんて振り返ることもありません。

 

世の中は、一定の年齢になっても童貞であることはおかしいと考えます。それはある程度の年齢になると、異性とお付き合いをして性行為をするという「常識」があるからです。その「常識」から外れた人はおかしいと世間に見なされます。つまりは「偏見」です。

 

ここで「常識」の定義を検討したところで答えはでないと思いますが、「偏見」は色々な考えができます。例えば、童貞であることに対しての「偏見」は「いい歳になって女性と付き合ったこともないのは変だ」「性行為なんて誰でも経験しているだろう」「もしかしてゲイなのでは」「性機能障害なのでは」「変な性癖があるのでは」・・・とまあ、自分のことながら色々と出てきます。(一部は私が周囲から直接言われたこと、陰口を聞いたことも含んでおります)

 

しかし、当人(私)は現在において何も困っておりません。少し前に気になる女性はいたので恋愛感情は多少はありますが、特に結婚したいとまでは思いません。エッチもしたいと思いましたが、今はたまに見かけるくらいで満足です。それよりも時間を使いたいことは色々ありますし、仕事も専念したい気持ちはあります。間違いや失敗もありましたが、単に女性に時間を費やすよりも違うことに時間を費やしただけの話であり、それは現在も変わっていないだけです。

 

このような私だからでしょうか。世間の偏見を見ても、それを是正しようとする動きがあっても何とも思わないのです。それは差別をなくそうとする運動に否定的という話ではなく、例えば身近にいる人が同性愛者であっても何とも思わないですし、出身地や国によって対応を変えようとも思わないですし、ことに仕事においては苦手や嫌いという感情も持ち込まないようにしています。

 

このように書くと平等主義だとか思われるかもしれませんが、そうではありません。単純に「そんな他人のことなんて、どうでもいいじゃん」と思うのです。言ってしまえば、私が童貞であることが周囲にとっては関係ないのと同じく、私の身近にいる人が同性愛者でも特殊な性癖をもっていたとしても関係ないのです。他人の在り方が私の命や生活に支障が出るならば避けますが、このような嗜好や考え方やあり方は何の影響もありません。だから、その当人あるいは当事者同士で納得して楽しんでればそれでいいじゃんって話です。

 

それを他人がしゃしゃり出て「偏見」に基づいた「常識」を武器に、おかしいだの普通になれというのは違うと思います。他人のことに関わっている暇があったら、自分の人生を充実させなさいよと思うのです。おそらく、このような「偏見」と「常識」を振り回す人は、被害が全くないと分からないまま、異端なものに身の危険を感じて騒いでいるだけなのでしょう。自分や世間一般が思う価値観と違うものに出会ったとき、「うげ、何だこいつ」と構えるよりも、「自分とは関係ないや」と考えることも必要なのです。

 

さて、冒頭でご紹介した『雨夜の月』は障害と同性愛(女性同士)という、ある種の「偏見」をもたらしやすいテーマであります。ちなみに障害も同性愛も偏見的な言葉と思われるかもしれませんが、この作中でも周囲の偏見的な姿勢を描くため(かどうかは分かりませんが)、これらに類似する言葉が使われております。むしろ、このような言葉を偏見と捉える考えこそ偏見では?と思います。

 

別に童貞である自分と好きな作品を重ねたいわけではありませんが、世間の「偏見」って割とどうでも良いですし、周囲が騒ぐ話ではないと言いたいのです。困っているならば手を貸す、そうでなければ見守る(又は第三者視点になる)、そうでなければ自分には関係のない話と思えばいいだけなのです。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

 

ちなみに、くずしろ先生の他作品では、現在連載中のもので『笑顔のたえない職場です』、終了したものでは『千早さんはそのままでいい』がお勧めです。