アラフォー童貞は〇〇と考える

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自己肯定感やポジティブ思考というのも、それなりに疲れるもの

アラフォー童貞のODです。

 

自己肯定感を持つことが大切、ということをテーマにした本をちらほら見かけます。

何でもかんでも自己否定するよりはマシだとは思いますが、かといって何でもかんでも自己肯定しようとするのも何だかなーと思います。

 

そもそも、心が疲れていたり気持ちの行く先が分からなくなったりしている人が、無理に「こんな自分でもオッケー」と思おうとするのは結構しんどいと思います。しかし、自分の苦しみを手放したかったり、生きているのがつらいという状態を何とかしよう思っているからこそ、自己肯定しようとか自己肯定感を高めるといった考え方に惹かれてしまうのです。

 

そうして、メンタルケアの本を読んだり動画を視聴して「よし、自己肯定感を高めよう」「自分は自分でいいんだ」と奮起するものの、しばらくすると「また部長に叱られた・・・自己肯定感どころじゃない」とか「他の人たちができていることが上手にできない・・・自分はダメな奴だ」といった状態に戻ってしまいます。

 

メンタルケアのトレーニング法は世の中にたくさん出ておりますが、多くの人が勘違いされているのは「即効性がある」と思っていることです。「自己肯定すれば生きやすくなる」「自己肯定感を高めれば人生はうまくいく」と期待する気持ちは分かりますが、それなりに時間は必要です。もしも、自分が抱えている苦悩が一瞬で解消できる方法がるというキャッチフレーズを見かけたら眉唾物と思って下さい。それはドラッグのようなもので、即効性がある=大きなデメリットを有したもの、と危険察知してください。

 

それに、現代にいては自己肯定という言葉でしょうが、少し前までならば「ポジティブ思考」という言葉もありました。ポジティブに考えよう、前向きに考えよう、みたいな色々な言い方はされておりましたが、結局のところ自己肯定と何ら変わりありません。ポジティブ思考だって、悩んでいる人が前向きに考えたところですぐに気が晴れるなんてことはありません。「思考」と名前がついているくらいであり、「思考」というのはちゃんとした基礎とトレーニングや習慣があって定着するものです。これも即効性もなければ、すぐに自分の考え方や生き方が大きく変わるものでもありません。

 

改めて誤解なきようお伝えしますと、自己肯定やポジティブ思考を否定しているわけではありません。本記事でお伝えしたいことは、このような自己肯定なるメンタルケアやポジティブ思考なる考え方などというのは、慣れない人がやったところで疲れるだけで終わることが多い、ということを理解してほしいということです。

メンタルや考え方を変えるということは、自分そのものを変えるということです。理解できない勉強に頭を使っているとき、脳内では新しい回路が構築されていきます。筋トレだって負荷をかけて筋繊維を破壊して超回復により強化されます。その過程においては当然、「やったことのないことをやる」という行動に対しての疲れが生じます。そうして、慣れない事をやっているうちに内容を理解したり効率的な身体の使い方を修得していき、次第に疲労感も減少していきます。

 

これはメンタルや考え方だって同様です。今まで自己肯定なんてあまりしたことがない、ポジティブに物事を捉えようとしてこなかったのに、急に慣れない自己肯定やポジティブ思考をすれば疲れるのも当然です。やったことのないことをやるため、最初のうちはうまくいかないのも当然です。そこまで自己肯定やポジティブ思考に大きな力はないのです。あくまで考え方は行動による繰り返しの慣れと修得されていき、それがいつしか生きやすさや苦しみを手放している結果となるだけなのです。

 

・・・何だか身も蓋もない話で恐縮ですが、では現状においてものすごく苦しんでおり、時間をかけて自己肯定やポジティブ思考に慣れるなんてことはしたくない、どうにかして欲しいという方はどうすれば良いのでしょう。

 

もういっそ「ネガティブでいよう」と思ってはいかがでしょう。

 

と言っても、ネガティブ思考にも良い面があるという意味ではありません(ネガティブ思考の有用性もありますが、本記事では割愛します)。そもそも、自己肯定やポジティブ思考などに期待する人は、ネガティブな考えをしてしまう自分が嫌であり、そんな自分だから人生がうまくいかないと考えている節があります。

しかし、それはネガティブな自分や後ろ向きな考え方だけが原因ではない可能性もあります。例えば、現在進行形で取り組んでいる物事のやり方が非効率であったり、古臭い考えだったり、周囲の話を聞かずに独りよがりで進めていたりしてはいないでしょうか? そのような状態を放置しているから、うまくいかないのであって実はネガティブ思考うんぬんは関係ないこともあります。

 

そのため、ひとまずはネガティブな自分のままでいいのです。さらに無理な自己肯定やポジティブ思考もする必要はありません。やるべきことは思考ではなく、うまくいっていないことへの原因と対策だけです。ときには周囲に「頑張ってもうまくいかないんですけれど、非効率なことがあれば教えてください」と聞いてみるものありだと思います。そうして、教えてもらったことに対して忠実にやることで、ネガティブとかポジティブとかいう別なところでの原因が見つかることもあります。

ちなみに私はうまくいかないのは思考法ではなく、それなりの理由や原因があると思っているので、あっさりと周囲に「自分のやり方はこうだけれど、うまくいかないので変なところがあれば教えてもらえますか」とお願いしちゃいます。ポジティブだのネガティブだの考えているよりも、その原因をハッキリさせたほうが有益だからです。

 

人生がうまくいかないのは考え方というもの1つですが、そこだけに注目しすぎて「考え方を変えなければ」とばかり考えているのも苦しいものです。ときには「自分はネガティブだ・・・それはそれとして、具体的なやり方を変えてみよう」という視点も持ってみてはいかがでしょうか。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。