アラフォー童貞は〇〇と考える

アラフォー童貞が仕事、時間、性など考えたことをまとめています。

「あいつ、センスねーな」と思っても、何も言わなくていい

アラフォー童貞のODです。

 

他人が作った作品を見たとき、他人の仕事ぶりやその成果を傍から見たとき、「あいつ、センスねーな」と思ったことはないでしょうか? 

 

ちょっと乱暴な発言かと思われますが、その分野にそこそこ精通しているレベルであると、至らない点を目の当たりにしたときに何となく頭をよぎるものです。もしも「あいつ、センスねーな」の「あいつ」に対して技術的な指導をする立場だったり、上司といった教育を施す立場だったりすると、「う~ん、君さぁ・・・」と、良くも悪くも何かしらのコメントを伝えることもあると思います。

 

とはいえ、このような指導や教育などの学びを与える意味も含めて、「あいつ、センスねーな」と思うのは、この言葉を発した当人からすれば客観性をもっていると思っているでしょうが、実際は主観的な発言です。言い換えると「あいつ、センスねーな」というのは、ただの個人的な感想なのです。

 

このように書くと「いやいや、周囲の人たちだって『たしかにセンスないわー』と同意してましたよ」と反論されるかもしれません。しかし、その周囲の人たちも自分と同じ意味でセンスがないと思っているかどうかは判断がつきません。

 

というのも、そもそもセンスというものは感覚的なものです。その分野や業界に身を置いていれば身に付く”審美眼”のようなものはあるでしょうが、数字などの定量化もできませんしグラフ等で視覚的に示すことは困難です。せいぜい、不特定多数の人に「これはセンスがあると思いますか?」というアンケートをとって分析するくらいが限界でしょう。

しかも、アンケートをとったところで国や地域や立場などによって結果は変わると思われます。「センスがあるかどうか」を結論付けるには、それなりのテーマを提示したうえでの統計と分析が必要になると思われます。(この辺、漫画『理系が恋に落ちたので証明してみた』あたりだったら、きっと色々な分析を真面目にするのでしょう)

 

また、センスというものは個人の才能に由来すると思われがちですが、センスがあると言われている人たちは修練や学習、反復と改善によりその精度を高めております。漫画だって、(一部を除いて)最初からべらぼうに画力がある作家さんはおりません。よく漫画がヒットすると過去の読み切りが短編集などが出ることがありますが、その画力も内容もイマイチなことがほとんどです。もちろん、その時期しか出せない味わいもあるでしょう。しかし、売れない時期やそこそこヒットしながらも、もがき続けているうちに作家なりの味わい、センスを構築されていき、そうして「この絵は〇〇先生だ」と分かるようになるのだと思います。そして、その味わいやセンスに対して興味や面白さをもった読者が、いわゆるファンとか愛読者となるだけの話です。つまり、センスというのは第三者が決めるものとも言えます。

 

このように、センスというものは何かしらのカタチにすることもできないうえ、センスを身に付けたとしても、その良し悪しを判断するのは結局は第三者となるのです。これは視点を変えてみると、「あいつ、センスねーな」と思ったとしても、それをなぜセンスがないと言えるのかをカタチにして表現することもできないですし、周囲から「まあ、そう言っているお前もそこまでセンスあるとは言えないぞ」とダメ出しされたら話はそこまでです。

 

そのため、「あいつ、センスねーな」と思ったとしても、その「あいつ」に対してダメ出しを伝えることはしない方が良いのです。個人の感想である主観的な「センスねーな」という発言をして良いのは、せいぜい巨匠と呼ばれる人やその界隈で実力や成果が認められている人くらいなものです。それ以外の人が「お前さ、センスねーぞ」と当人に伝えたとしても「は? こいつ何言ってんだ」と思われて終わるだけです。

 

では、センスがないと思った事象に出くわした場合、どうすれば良いのでしょうか?

 

まず、ここまでの話でご理解いただけたと思いますが、何もしないことが吉と言えます。「あいつ、センスねーな」と思っても、「あいつ」に伝えることもしなくていいのです。言ったところでトラブルになるか、無視されて終わりなだけです。決して相手には伝わることも理解されることもありません。アドバイスとして受け取ってもらえることもありませんし、感謝もされません。黙っていましょう。

 

それでも気持ちがすっきりしなければ、「こいつと自分はセンスが違うのだ」と価値観の違いというだけで話を終わりましょう。なぜならば、上記でもお伝えしたとおりセンスというのは身に付ける過程で学び方も環境も異なります。そのため、自分と同一のクオリティやレベルでセンスを有している人は、”ほぼいない”と思うべきです。そのため、センスが異なるというのは当然と言えます。

 

ということで、「あいつ、センスねーな」と思ったら、好みが違うみたい思って何も言わずにスルーするのが妥当である、というお話でした。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。