アラフォー童貞は〇〇と考える

アラフォー童貞が仕事、時間、性など考えたことをまとめています。

「嫌味の1つでも言いたい」と思ったときは

アラフォー童貞のODです。

 

他人の言動に腹を立てるとき、怒るという感情をぶつけたくなります。しかし、昨今ではアンガーマネジメントという言葉が広まっているとおり、怒りという感情表現は不適切で良い結果にならないことが分かっております。

 

とはいえ、アンガーマネジメントや怒りの鎮め方を知ったからといって、すぐに実践できるわけではありませんし、怒りという感情は生存に必要だから備わっているわけなので無下に否定するわけにもいきません。そして私たちは「ムカつく・・・でも怒らないほうがいい・・・でも、ムカつく」という葛藤を生じさせます。

 

そこで人間は思うわけです。「怒りが駄目なのであれば、この腹を立つ気持ちを別のカタチで表現しよう。相手にぶつけよう」と思うようになります。それは怒りのエネルギーを前向きな行動にしようというわけではなく、ムカつく気持ちはそのままにネガティブな感情を相手に何とかぶつけて、この自分のムカつきを分かってもらおうと試みようとするのです。

 

その怒りを違う形で表したものが「嫌味」です。

「嫌味の1つでも言ってやろう」と考えるのです。

 

嫌味というのは客観的に相手の不備や欠点を伝えるため、何だか冷静な対応のように見えます。しかも、伝える内容によっては賢いようにも見えます。そのため、怒りをぶつけるよりもマウントをとれる気持ちにもなります。

・・・しかし、決して冷静な対応でも賢いわけでもありません。ましてマウントをとれるわけでもありません。結局は「お前さんにムカついているんだ」ということしか伝わりません。

 

例えば、仕事を指示しても部下がいつも「忙しいので・・・」と断るとします。その部下に対して、上司である自分が怒りモードで「お前さ、こっちだって忙しいんだぞ! 自分の上司に対して"忙しい"って口の聞き方、よくできんな!!」と言うのと、嫌味モードで「はいはい、忙しいんですね。上司の指示も聞けないほど予定が詰まって、さぞかし色々な人から頼られているんですね、有能なんですね」と言うのでは、どちらが印象が悪いでしょうか? どちらが伝わるでしょうか?・・・お分かりと思いますが、”どっちもどっち”です。

 

つまり、怒りという感情をそのままぶつけても、マウントをとれると思って嫌味という形で言い方を変えたとしても、同じレベルで感じは悪いということなのです。それは引いては相手に伝わらないどころか、その後の人間関係も悪くするだけの結果にしかならないのです。怒りという感情でぶつけるのは良くないと思ったからといって、嫌味という言葉にして吐き出すのも、同じくらい良くないことだと思ったほうが良いのです。

 

では、他人の不快な言動にに対して怒りもぶつけられないし、嫌味の1つも言えないならば、私たちはどのように相手に伝えれば良いのでしょうか? 卑屈に相手の言い分に耐えていれば良いのでしょうか? ・・・いえいえ、そんなことはありません。

 

まずは、相手の発言や行動が一区切りつくのを待ちましょう。その前に何かを伝えても、それは怒りや嫌味と同じく相手に受け入れてもらえません。場合によってはこじれます。特に相手が気持ちよく発言したり行動しているときは尚更で、難癖をつけられたと思われます。

そして、相手の発言や行動が一区切りついて、その相手がほっとしているときを狙って「ちょっとよろしいですか?」「少し話があるんだけど」と声をかけてください。できれば予定を組んでもらい、別に個室とかでなくて良いので、座して話ができる場所を設けて下さい。

そこまでできたら、相手に対して自分の怒りや嫌味ではなく、相手のとった(とっている)言動について伝えて下さい。「私が見た●●さんはこう見える」と事実を伝えてください。これは完全に客観的でなくても、自分視点で良いです。そのうえで「●●さんの発言(行動)は、私にとって困ると思っています」と伝えてみるのです。

ここで相手が「ごめん、気づかなくて」と言うか、「いや、こっちにも事情があってさ」と言うかは分かりません。しかし、相手の言い分もしっかりと聞いたうえで「そうですか・・・次からで良いので、△△してもらえると助かります」と要望してください。これは決して相手のマウントをとるという競合姿勢ではなく、単純に自分が困っていることに協力してほしい、という話を伝えているだけです。これで相手が怒ったり不満に思ったりしたら、それはそれで話は終わりです。そのような人だったと思うしかなく、むしろ「ああ、こういう人だったんだ」と分かったほうが割り切れます。

 

人間というのは色々な考えの中で生きており、誰かの言動は誰かを不快にするというこは確実に起きます。しかし、それに対して怒りや嫌味を言ったところで心身の解決も緩和もされません。それならば、せめて自分視点の事実を伝え、かつ一緒に解決の道はないかと相談する姿勢で伝えたほうが、以降の関係もマシになるのではないでしょうか。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。