アラフォー童貞は〇〇と考える

アラフォー童貞が仕事、時間、性など考えたことをまとめています。

「アットホームな職場」とやらに疑問

アラフォー童貞のODです。

 

「好きなことを仕事にする」「好きなことで食べていく」みたいなキャッチフレーズがありますが、残念ながら社会人のほとんどは、嫌いなこと、苦手なこと、面倒くさいことに追われております。

もちろん、好きなことや得意なことをされている人もいるでしょうが、このようなことに集中して取り組める人というのは、おそらく生産性を上げるための役割分担ができていたりマネージメントなどの調整役がいたりと、職場や周囲の理解とバックアップがあって成立していると思います。

個人事業主などは特に、可能な限り1人で事務業務などもするでしょうが、お金が掛かっても外部の会計事務所や連携業者などの力も借りることで、自分の好きなことや得意なこととする仕事に集中できるようにおります。(まあ、それで事業がうまくいくかは別問題ですが・・・)

 

とはいえ、どんなに個人で集中して好きなことや得意なことができていても、ビジネスとして成立するには他者と関わる必要があります。

また、いくら個人が素晴らしい力を有していたとしても、最初のうちは個人だけで名を上げることは困難です。

ビジネスとしてスタートしたときに一定の名が知られている人もおりますが、それはそれ以前より何かしらの活動をして評価されているからです。

もちろん、学生時代を経て就活せずに1からビジネスを始められる方もおりますが、どんなに個人のスキルが高くても、ビジネスとしては試行錯誤となりますし、利益を得るという意味で活路を見出せるのは一定の人に限られます。

成功者の自叙伝なども読んでみても分かるとおり、多くの人は必ずどこかの組織に所属したりチームを組んだ経験があるのが普通です。

 

さて、前置きが長くなりましたが、どこかの組織やチームに所属するのが通常であるならば、どのようなところが将来的に好きなことや得意なことを仕事にできるために有益になるのでしょうか?

そもそも、ここまでは自分の好きなこと・得意なことを仕事にしたいと考えている人を想定して書いてきましたが、実際にそこまでのことを考えて企業や職場を選んでいる人というのは少ないと思います。

しかし、多くの人は潜在的に上昇志向や承認欲求を持っているため、お給料とは別枠での働きやすさを求めて職場選びをされると思います。

 

その中で「アットホームな職場」というものがあります。

インターネットやSNSの普及により、どんなにアットホームさをアピールしても「実際はブラックだった」「上司がひどい」「何も教えてくれない」「理不尽なことで怒られるなどと公表されるためか、この手のアピールをする職場はNGといった認識もされているようです。

もちろん、このような意見は一部の働き手の視点であって、その職場自体はアットホームなのかもしれませんし、他の人が働いてみたら良い職場ということもありますので真偽のほどは分かりません。

 

むしろ気になることは、何で企業が求人を出す際に「アットホームな職場」というフレーズを使うようになったのかということです。

これはひとえに人間関係を煩わしく思う人が増えたことが原因だと思います。

それは対人関係が苦手という当人の問題もあるでしょうが、「スタッフに話しかけにくい職場は嫌だな」「ギスギスした職場は緊張するな」などの、いわば居心地の良い環境を望んでいるのだと思います。

このような居心地の良い環境ならば自分も働けるし、働き続けられるし、仕事が好きなる可能性がある・・・という願いもあるのでしょう。

 

しかしどうでしょう?

何を持ってアットホームなのかは分かりませんが、例えば経営者もスタッフもいつも和気あいあいとして言葉を交わし、穏やかな雰囲気でのんびり仕事ができる・・・という環境が本当に良いのでしょうか? 仲良く楽しく仕事ができるのが良いのでしょうか? そのような職場での仕事を本当に好きになれるのでしょうか?

 

正直言って、私はそのような職場は気持ち悪いと思います。

そのような職場はないと思いますし、そのような職場はいつか潰れると思いますし、そのような職場の仕事を好きにはなれないと思います。

穏やかなだけの職場で良い発想は出ないでしょうし、そのような職場で培ったスキルなんて社会全体から見ればニーズも乏しいと思います。

もちろん、だからといって挨拶も交わさないし、話しかけにくいし、いつも緊張感に包まれているようなストレスフルな職場が良い職場とは言いません。

 

職場というものは基本的に穏やか雰囲気だったとしても、社会の変化や顧客のニーズなどに合わせて変化せざるを得ませんし、繁忙期などのストレスフルなときも必ずあり、そのようなときには人間関係も雰囲気もギスギスするのは当然です。

また、お互いが自分の役割に集中して取り組んでいるとき、それぞれの脳内は緊張モードになるため、1日の中のどこかは必ずギスギスした雰囲気になるのは当然です。

このような状況をもって「話しかけにくい職場」「上司がキツイときがある」とするならば、それは職場に問題があるというよりも、事業目的を達成するための仕事という者に対しての認識を改める必要があると思います。

つまり、アットホームさなんて求めて求人に応募したのに、話が違うという人の中にはアットホームという言葉に過剰に期待し過ぎているだけとも言えるのです。

 

そもそも、”アットホーム”には”ホーム”という言葉が入っておりますが、”ホーム(家庭)”だって気楽なことだけではないはずです。

親や兄弟と喧嘩したり、帰ったら自分以外の家族が険悪だったり、理由もなく家にいるのが落ち着かないことだってあります。

好きなことや得意なことを仕事にする視野があると言っても、そのため環境は必ずしもアットホームな雰囲気である必要はなく、真逆なことだってあるでしょう。

 

私はアットホームな職場というフレーズを非難しません。

それは社会がそのような雰囲気の職場を望んでいるからできただけです。

むしろ、求人に募集する側は過度にアットホームさを期待するのではなく、実際に働いてみて「まあ、このくらいは普通だよな」と、ある程度割り切ることも大切かもしれないという話でした。(もちろん、パワハラや過重労働に耐えきれないときは辞めてください)

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。