アラフォー童貞は〇〇と考える

アラフォー童貞が仕事、時間、性など考えたことをまとめています。

「自分のハンマー」で注目されようとしない

アラフォー童貞のODです。

 

「ハンマーしか持っていなければ、全てが釘に見える」ということわざがあります。

これは自分の特技を全ての事象に適応しようとしたり、過去の成功体験から「以前うまくいったやり方は今回も通用する」と思い込んだりすることです。

しかし、たった1つの手技や方法だけで、全てのことや将来のことが何でもうまくいくことは当然ながらありません。

それでも、自分の持っているものや過去にうまくいった方法で、なるべく物事乗り越えたほうが楽であるのが本音でしょうし、それで周囲から評価もされたいと思ってしまう人は少なくありません。

 

最近の漫画やアニメなどにおいて異世界ものというジャンルがあります。

転生前の職業などの知識や特技などの持ち前を活かし、それが異世界では貴重だったり大いに有効なために大活躍・・・というストーリーを見かけます。

「現世における特定の分野」×「異世界」という組み合わせにおいて、前者を入れ替えすれば多種多様なストーリーができ上るため、「こういうアイディアもあるのだなー」と色々な異世界ものが出るたびに興味を惹かれます。(面白いかは別ですが・・・)

そしていつも思うのは、このようなストーリーが大衆に受け入れられるのは、多くの人の心の中に「自分のハンマーで全てが釘になる」、つまり「自分の持っているスキルだけで、全てのことがうまくいけばいい」という欲求があるからだと思います。

偏屈な考え方と思われるでしょうが、ちょっと厨二くさい例えをすると「学校に立てこもったテロリストを自分が倒していく」という妄想をするのと同じだと思います。

テロリストを倒すスキルなんて微塵もないのに空想するのは、どこかで「何でもない自分でも何かを起こせるかもしれない」という期待を自分自身に抱いているからです。

 

話が脱線しましたが、ともかく自分が持っている特技や知識や技術などのハンマーを持っていると自覚していても、それを活用する機会がほとんどないのが現実です。

それでも何とかアピールしようとする人はおり、「プログラムが組めるから職場のシステムを自動化しようとか」とか「自分の人脈で営業成績を上げられるはず」とか「自分はジムで鍛えているから重たい物を運ぶときは任せて」などというものの・・・周囲に迷惑をかけたり、効果がなかったり、必要とされないものです。

 

つまり、自分が持っているハンマーのクオリティがどんなに高くても、周囲から望まれていなければ価値は一つもなく、全てが釘に見える・釘にしたいと思って無理に適用しようとしても、それは望まれない結果になって終わるだけです。

逆に言えば、ハンマーはニーズや重要性という釘があってこそ成立するのであり、その機会がおとずれるまではひっそりと工具箱に閉まっておくしかないのです。

 

では、ハンマーと言う名の特技や知識・技術といったスキルは、持っていても仕方のないものと思われてしまいますが、そうではありません。

あくまで持っている分には構わないだけであって、不必要にアピールしたり、求められていない場面でも適用しようとするべきではない、と言いたいのです。

特技や知識・技術などというものは、その時が来るまでは個人の自己満足で留めておくくらいでちょうど良いのです。

「自分の持っているハンマーで色々なことを解決して、評価されたい」と思う気持ちや、自分の持っているハンマーで評価されたほうが充実感を得やすいというのは理解できます。

しかし、現実的に評価されるものというのはひどく地味なことばかりであり、自分にとって分かりやすく期待するような評価されたり、疲れるばかりで充実感を得にくいことも多々あります。

時間をかけて成し遂げた案件を「おお、お疲れさん」という上司の一言で終ったり、充実感を得るどころか早く帰って寝たいと思う気持ちが強かったり、と現実は期待通りにはいきません。

 

そこで大切なことは、自分の持っているハンマーはひとまず工具箱に閉まって、まずは周囲から求められているニーズに応じたり、その場における重要度の高い課題に目を向けて、日々小さな一歩を重ねることです。

自分のハンマーは使いませんが、周囲からも評価されやすいのは確かであり、やっていることは地味ですし得られる評価も反応も地味なものですが、その分充実感も得やすくなります。

 

自分の得意なこと、知っていること、できることで評価されたいという気持ちは、ある種のヒーロー願望だと思います。

目立って評価されたい気持ちはよく分かりますが、ヒーローは人知れず戦って平和を眺めていることにロマンを感じないでしょうか?

そして、「よし、ここは俺のハンマーを出すときだ!!」という時が来たら、その時こそ自分の力を発揮すれば良いのだと思います。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。